一級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科1(計画) 問1
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
一級建築士試験 令和3年(2021年) 学科1(計画) 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
次の用語に関する記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- SDGsは、誰一人取り残さない、持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の17の開発目標からなり、その目標の一つに「持続可能な都市」がある。
- QOLは、近年、生活の質的向上を目指そうとする気運の高まりとともに、建築計画においても、医療福祉等の分野で重要性が増している。
- ZEBは、資源の有効な利用を確保する観点から、「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」(建設リサイクル法)によって定められた分別解体及び再資源化等の実施義務の対象となる建築物のことである。
- 重要伝統的建造物群保存地区における「修景事業」は、伝統的建造物以外の建造物や新築される建造物が歴史的風致と調和するよう、外観を整備するために行う事業のことである。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
この問題で重要なのは用語を正確に覚えることです。
さらに用語の正式名称も勉強することで略称から思い出すことができるのでオススメです。
適当です。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称で持続可能な開発目標を意味します。
世界共通の17の開発目標からなり、その目標の一つに「持続可能な都市」があります。
適当です。
QOLは「Quality of life」の略称でで生活の質や生命の質を意味します。
近年、建築計画において医療福祉施設や住宅などにおいて重要視されています。
不適当です。
ZEBは「Net Zero Energy Building」の略称で建物で消費する一次エネルギーを省エネやエネルギーを作ることで収支を0にすることを目標とした建物を意味します。
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律は建設リサイクル法とも呼ばれ、分別解体及び再資源化等の実施義務の対象となる建築物に関する法律です。
適当です。
修景事業は重要伝統的建造物群保存地区における伝統的建造物とそれ以外の建造物や新築される建造物が歴史的風致と調和するように外観を整備する事業です。
参考事例として長野県小布施町や埼玉県川越市川越が挙げられます。
用語の意味を覚えるためにはただ単に覚えるのではなく、元の意味や事例と合わせて覚えることをオススメします。
参考になった数20
この解説の修正を提案する
02
用語の意味を間違えずに覚えましょう。略称の元を理解しておくと良いです。
正しいです。
SDGsには17の開発目標があり、その中に「持続可能な都市」があります。
正しいです。
QOLは「Quality Of Life」の略で、生活の質の向上を意味します。
こちらが誤りです。
ZEBは「Zero Energy Building」の略で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことを意味します。
正しいです。
伝統的建造物以外の建造物と新築物件を、町並みに調和させるための事業のことです。
参考になった数7
この解説の修正を提案する
03
この問題は、建築計画についての用語に関する問題です。
試験の1問目は、聞き慣れない用語や、近年の建築の傾向に関する用語が狙われることが多いです。しっかり、復習しておきましょう。
正しいです。
SDGsとは、持続可能で全ての人たちにとってより良い世界を作るために掲げられた17の目標のことであり、その目標の一つに「持続可能なまちづくり(都市)」があります。
正しいです。
QOLとは、「生活の質」などと訳されており、人が生きていく中での総合的な活力、生きがい、満足度のことです。
近年では建築計画においても、医療福祉等の分野で重要度が増しています。
誤りです。
ZEBとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」の略称で、快適な室内環境を維持していきながら、建物に関する年間の一次エネルギーをゼロとすることを目標にした建物のことです。
分別解体及び再資源化等の実施義務の対象となる建築物についての略称は、特にありません。
正しいです。
修景事業とは、伝統的建造物以外の建物やこれから建築する新築建物がその街並みと調和するよう、外観を整備するために行う事業です。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
令和3年(2021年)問題一覧
次の問題(問2)へ