一級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問3 (学科1(計画) 問3)

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問題

一級建築士試験 令和6年(2024年) 問3(学科1(計画) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

西洋の歴史的な建築物(所在地)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • サン・マルコ大聖堂(イタリア)は、ギリシア十字形の集中式の平面に、中央交差部及び十字の各腕(ベイ)の上部にドームをもつ、ビザンツ様式の建築物である。
  • シュパイヤー大聖堂(ドイツ)は、内陣の前に袖廊(トランセプト)を配したラテン十字形の三廊式バシリカの平面に、西面の中央と両端、身廊・側廊と袖廊との交差部、内陣の両側に塔をもつ、ロマネスク様式の建築物である。
  • パリのノートルダム大聖堂(フランス)は、二重周歩廊をめぐらした内陣と階上廊を有する側廊が設けられた五廊式バシリカの平面に、バラ窓や双塔を西面にもつ、ゴシック様式の建築物である。
  • ウェストミンスター宮殿(イギリス)は、広大かつ整然とした幾何学的庭園をもち、宮殿内は「鏡の間」に代表される豪華な室内装飾が随所に施された、バロック様式の建築物である。

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この過去問の解説 (1件)

01

実在する建物からの出題です。

選択肢1. サン・マルコ大聖堂(イタリア)は、ギリシア十字形の集中式の平面に、中央交差部及び十字の各腕(ベイ)の上部にドームをもつ、ビザンツ様式の建築物である。

正しい記述です。

選択肢2. シュパイヤー大聖堂(ドイツ)は、内陣の前に袖廊(トランセプト)を配したラテン十字形の三廊式バシリカの平面に、西面の中央と両端、身廊・側廊と袖廊との交差部、内陣の両側に塔をもつ、ロマネスク様式の建築物である。

正しい記述です。

選択肢3. パリのノートルダム大聖堂(フランス)は、二重周歩廊をめぐらした内陣と階上廊を有する側廊が設けられた五廊式バシリカの平面に、バラ窓や双塔を西面にもつ、ゴシック様式の建築物である。

正しい記述です。

選択肢4. ウェストミンスター宮殿(イギリス)は、広大かつ整然とした幾何学的庭園をもち、宮殿内は「鏡の間」に代表される豪華な室内装飾が随所に施された、バロック様式の建築物である。

誤った記述です。

ウェストミンスター宮殿はゴシック様式の建築物となります。

説明文の「幾何学的庭園」、「鏡の間」、「バロック様式」に該当する建物はヴェルサイユ宮殿となります。

まとめ

一気に建物の特徴と様式を覚えようとすると、なかなか覚えられませんでしたが、様式を先に覚えるようにするといいかもしれません。

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