2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(前期)
土木 問21

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(前期) 土木 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

道路のアスファルト舗装の施工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • 加熱アスファルト混合物は、敷均し後ただちに初転圧、二次転圧、継目転圧、仕上げ転圧の順序で締め固める。
  • 加熱アスファルト混合物は、基層面や古い舗装面上に舗装をする場合、既設舗装面との付着をよくするためプライムコートを散布する。
  • 加熱アスファルト混合物は、現場に到着後ただちにブルドーザにより均一な厚さに敷き均す。
  • 加熱アスファルト混合物は、よく清掃した運搬車を用い、温度低下を防ぐため保温シートなどで覆い品質変化しないように運搬する。

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この過去問の解説 (3件)

01

問題の解説

正解は 4 です。
加熱アスファルト混合物は、よく清掃した運搬車を用い、温度低下を防ぐため保温シートなどで覆い品質変化しないように運搬します。

その他の選択肢は下記の通りです。

1.転圧は継目転圧→初転圧→二次転圧→仕上げ転圧の順番です。

2.加熱アスファルト混合物にはプライムコートではなく、タックコートを散布します。

3.アスファルトフィニッシャーで敷均します。

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02

1)適当ではありません。
加熱アスファルトの敷均しは、まずは継目転圧で下層の不陸を解消し、その後初転圧、二次転圧、仕上げ転圧と移行していきます。
作業に移る際はアスファルト混合物が規定の温度を下回らないように注意しつつ、速やかに所定の厚さに敷き均します。

2)適当ではありません。
プライムコートの役割は路盤と加熱アスファルト混合物のなじみを良くさせ、降雨などによる水分の浸透や路盤からの水分の蒸発を防止するために採用されます。
既設の舗装上にさらに重ねて加熱アスファルト混合物を舗装する場合はオーバーレイ工法を採用し、既設舗装表面との付着を良くするためにタックコートを施します。

3)適当ではありません。
加熱アスファルト混合物は現場に到着後、110℃を下回らないように速やかに敷き均しますが、使用する建設機械はアスファルトフィニッシャです。
車体前面にスクリードという混合物を敷き均すための装置が装備され、施工中は一定の温度を保ち混合物が冷えて固化しない仕様となっています。
ブルドーザでは混合物の温度を保持できない上に仕上がりが悪くなるため、この場合は適切ではありません。

4)適当です。
加熱アスファルト混合物はプラント内で製造され、約170℃の温度で1分間材料と混ぜ合わせてから出荷されます。
また、加熱アスファルト混合物を工事の現場までダンプトラックを使用する場合は、輸送中に温度が低下して冷え固まるのを防止するためにシートなどで覆います。

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03


締固め作業は、一般には継目転圧、初転圧、二次転圧及び仕上げ転圧の順序で行います。

既設舗装面との付着をよくするためにタックコートを散布します。

ブルドーザではなくアスファルトフィニッシャを使用して、アスファルト混合物を均一に敷均します。
4〇
アスファルト混合物の施工の際は、温度管理が重要となります。

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