2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(前期)
土木 問22
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(前期) 土木 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
道路の普通コンクリート舗装に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- コンクリート舗装は、コンクリート版が交通荷重などによる曲げ応力に抵抗するので、たわみ性舗装である。
- コンクリート舗装は、アスファルト舗装に比べ耐久性に富んでいる。
- コンクリート舗装は、アスファルト舗装の路面が黒色系であるのに比べ、路面が白色系のため照明効率が良い。
- コンクリート舗装は、アスファルト舗装に比べ長い養生日数が必要である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 1 です。
コンクリート舗装は剛性舗装です。
アスファルト舗装がたわみ性舗装になります。
その他の選択肢は下記の通りです。
2.コンクリート舗装は、アスファルト舗装に比べ耐久性に富んでいます。
3.コンクリート舗装は照明効率がいいです。
4.コンクリート舗装は、アスファルト舗装に比べ長い養生日数が必要です。
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02
コンクリート舗装は路盤の上にコンクリート板を敷いて施工されます。
長期にわたって路面を良好な状態に保つため、コンクリート舗装は剛性舗装とも呼ばれますが、その反面気温変化により膨張や収縮などを引き起こす可能性があります。
たわみ性舗装と呼ばれるのはアスファルト舗装で、これは表層と基層にアスファルトを使用するために荷重によりたわみ性が大きく変形するためです。
2)適当です。
コンクリート舗装はアスファルト舗装と違い、わだち掘れなどの路面の劣化が発生しにくく維持管理コストも安く済み、設計期間はアスファルト舗装の倍ほども耐久性が高くなります。
その反面、初期費用がかさみ、施工性も悪く工事期間もアスファルト舗装より長く有するようになります。
3)適当です。
コンクリート舗装は舗装後の表面がアスファルト舗装よりも白色なため、路面輝度が高く、自動車工場やトンネル内などの閉鎖的空間にて施工されます。
また、その色によりアスファルト舗装の黒色よりも外気温による路面温度の上昇を抑えられるので、夏場の高気温による照り返しも軽減され健康被害も抑えられます。
4)適当です。
コンクリート舗装は材料にコンクリートを使用するため、施工後には養生が必要となります。
アスファルト舗装は養生を要しないため、工事終了後は温度がおおよそ50℃以下になったら即日交通解放が可能となります。
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03
たわみ性舗装とは、少しのたわみでも復元する特徴を持つ舗装であり、アスファルト舗装がこの特性を持ちます。コンクリート舗装は、曲げ応力に抵抗する剛性舗装に該当します。
2×
大型車の通行が頻繁に起こる場所では、コンクリート舗装が採用されることもあります。
3×
コンクリートは、主成分がセメント、水、骨材、添加剤ですので、灰色に近い色をしています。
4×
コンクリートは、設計強度に達するまでに養生が必要のため施工後すぐに通行はできません。
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