2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(前期)
土木 問29
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(前期) 土木 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
シールド工法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- シールドマシンは、フード部、ガーダー部及びテール部の三つに区分される。
- シールド推進後は、セグメントの外周に空げきが生じるためモルタルなどを注入する。
- セグメントの外径は、シールドで掘削される掘削外径より大きくなる。
- シールド工法は、コンクリートや鋼材などで作ったセグメントで覆工を行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
シールドマシンはシールド工法によってトンネルを掘削し構築する機械です。
主にシールド本体の先端部にありカッターチャンバーを形成するフード部、本体の中間部にあり本体の構造を保持するガーター部、本体の後部にありセグメントを組み立てる部分のテール部からなっています。
2)適当です。
セグメントとは、シールドマシンで掘削し進めた後の壁面に組み上げるコンクリートなどで作られたブロックです。
このブロックの組み立てにはボルトを用いるので、ボルトボックスを設けているため継目のすき間が生じるため、その部分にモルタルを充填させて空げきを埋める必要があります。
3)適当ではありません。
セグメントはシールドで掘削後、トンネルの内壁に組み上げるものなので、その寸法はトンネルの掘削外径よりも小さくなります。
物理的にセグメントの径が掘削径より大きくなることは無いので、この選択肢は間違いです。
4)適当です。
シールド工法は、シールドマシンの先端のカッター部分にて掘削を進めていきます。
マシンの内部にてトンネルの内壁の崩壊を防ぐために、コンクリートや鋼製のセグメントを設置し覆工を施します。
さらにこのセグメント内部に仕上げとしてコンクリートなどを巻き立てる場合もあります。
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02
シールドマシンには泥水圧式や泥土圧式などがあります。
2×
モルタルを注入することにより、密着性を高めます。
3〇
セグメントの外径は、掘削される掘削外径より小さいです。
4×
シールド工法は、掘削とセグメントの設置を一連の動きで行います。
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03
正解は 3 です。
セグメントの外径はシールドで掘削される外径より”小さく”なります。
その他の選択肢は下記の通りです。
1.シールドマシンは、フード部、ガーダー部、テール部の三つに区分されます。
2.シールド推進後はセグメントの外周に空げきが生じるためモルタルなどを注入します。
4. シールド工法は、コンクリートや鋼材などで作ったセグメントで覆工を行います。
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