2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(前期)
土木 問39

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(前期) 土木 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

火薬類に関する次の記述のうち、火薬類取締法上、正しいものはどれか。
  • 消費場所において火薬類を取り扱う場合、固化したダイナマイト等はもみほぐしてはならない。
  • 火薬類を存置し、又は運搬するときは、火薬、爆薬、導火線と火工品とをそれぞれ異なった容器に収納すること。
  • 火薬類取扱所において存置することのできる火薬類の数量は、全作業の消費見込量とする。
  • 火薬類の発破を行う場合には、前回の発破孔を利用して、削岩し、又は装てんする。

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この過去問の解説 (3件)

01

1) 間違いです。
ダイナマイトは湿気を吸い乾燥すると固くなり、爆発しにくくなります。そのため固化したダイナマイト等はもみほぐし、不発や残留などを未然に防ぐか、または火薬類取扱主任者へ返還するようにします。
ダイナマイトの保管も火薬庫にて温度変化に十分配慮するようにします。

火薬類取締法施行規則 第八章 消費
第五十一条 火薬類の取扱い 第七項

2)正しいです。
火薬類を在置、また運搬する場合には、火薬、爆薬、導爆線、制御用発破用コードと火工品(火薬や爆薬を加工したもの)はそれぞれ異なった容器に収納するようにします。
収納する容器は木製や電気不良導体で作られたものとし、内面には鉄類を使用しないようにします。

火薬類取締法施行規則 第八章 消費
第五十一条 火薬類の取扱い 第二項

3)間違いです。
火薬類取扱所は、火薬類を火薬庫まで容易に返納できない場合に管理や発破の準備を行う場所として設けられます。
万一の引火による事故を防止、または被害を最小限にとどめるため、火薬類取扱所にて存置することができる火薬類の数量は、1日の消費見込量以下とします。

火薬類取締法施行規則 第八章 消費
第五十二条 火薬類取扱所 第四項

4)間違いです。
火薬類の発破には前回の発破孔を利用して削岩や装てんをする事は禁じられています。
発破孔はその都度新たに作り、薬室の位置や岩盤の状況を確認し、適切な装てん方法により装てんするようにします。

火薬類取締法施行規則 第八章 消費
第五十三条 発破 第六項

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02

問題の解説

正解は 2 です。
火薬類を運搬するときは、火薬、爆薬、導火線と火工品とをそれぞれ異なった容器に収納する必要があります。

その他の選択肢は下記の通りです。

1.固化したダイナマイト等はもみほぐし取り扱います。

3.火薬類取扱所において存置することのできる火薬類の数量は、”1日”の消費見込量とする。

4.火薬類の発破を行う場合には前回の発破孔を利用して削岩してはいけません。

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03


火薬類取締法施行規則第51条第7号に記載されています。
ダイナマイト等はもみほぐして使用しなければならない。
2〇
火薬類取締法施行規則第51条第2号に記載されています。

火薬取締法施行規則第52条第3号に記載されています。
火薬類取扱所において存置することのできる火薬類の数量は、一日の消費見込量以下とする。

火薬取締法施行規則第53条に記載されています。
装てん前に発破孔又は薬室の位置及び岩盤等の状況を検査し、適切な装てん方法により装てんを行なうこと。

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