2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(前期)
土木 問53

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(前期) 土木 問53 (訂正依頼・報告はこちら)

足場(つり足場を除く)に関する次の記述のうち、労働安全衛生法上、誤っているものはどれか。
  • 高さ2m以上の足場は、床材と建地との隙間を12cm未満とする。
  • 高さ2m以上の足場は、幅40cm以上の作業床を設ける。
  • 高さ2m以上の足場は、床材間の隙間を3cm以下とする。
  • 高さ2m以上の足場は、床材が転位し脱落しないよう1つ以上の支持物に取り付ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

誤っているものは高さ2m以上の足場は、床材が転位し脱落しないよう1つ以上の支持物に取り付ける。」です。

選択肢1. 高さ2m以上の足場は、床材と建地との隙間を12cm未満とする。

正しいです。

 床材と建地の隙間は12cm未満とします。

(吊り足場を除く。)

選択肢2. 高さ2m以上の足場は、幅40cm以上の作業床を設ける。

正しいです。

 高さ2m以上の足場において幅が40cm以上の作業床を設け、隙間の無いよう設置します。

選択肢3. 高さ2m以上の足場は、床材間の隙間を3cm以下とする。

正しいです。

 床材間は3cm以下としなければなりません。

選択肢4. 高さ2m以上の足場は、床材が転位し脱落しないよう1つ以上の支持物に取り付ける。

誤りです。

 高さ2m以上の足場において、床材の転移による脱落が無いよう2つ以上の支持物に取り付けなければなりません。

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02

誤っているものは高さ2m以上の足場は、床材が転位し脱落しないよう1つ以上の支持物に取り付ける。」です。

選択肢1. 高さ2m以上の足場は、床材と建地との隙間を12cm未満とする。

正しいです。地面から高さ2m以上の足場は、床材と建地とのすき間からの落下を防ぐために12cm未満とする必要があります。

※つり足場の場合は除く。

選択肢2. 高さ2m以上の足場は、幅40cm以上の作業床を設ける。

正しいです。地面から高さ2m以上の足場は、足元の安全のために40cm以上幅の床材を敷く必要があります。

(1枚ではなく、数枚並べて40cm以上にすれば大丈夫です。)

※つり足場の場合は除く。

選択肢3. 高さ2m以上の足場は、床材間の隙間を3cm以下とする。

正しいです。地面から高さ2m以上の足場は、足場の床材を数枚並べて敷く場合は床材のすき間は3cm以下となるようにする必要があります。

※つり足場の場合は除く。

選択肢4. 高さ2m以上の足場は、床材が転位し脱落しないよう1つ以上の支持物に取り付ける。

誤っています。地面から高さ2m以上の足場は、床材は転がったり外れて落下しないように、2つ以上の支持物に取り付けなければいけません。

※つり足場の場合は除く。

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03

正解は「高さ2m以上の足場は、床材が転位し脱落しないよう1つ以上の支持物に取り付ける。

選択肢4. 高さ2m以上の足場は、床材が転位し脱落しないよう1つ以上の支持物に取り付ける。

床材が脱落しないように支持物に2つ以上取り付けます。

その他の規定については第552条に記載があります。

第552条

事業者は、架設通路については、次に定めるところに適合したものでなければ使用して はならない。

一 丈夫な構造とすること。

二 勾配は、三十度以下とすること。ただし、階段を設けたもの又は高さが二メートル未満で丈夫な 手掛を設けたものはこの限りでない。

三 勾配が十五度を超えるものには、踏桟その他の滑止めを設けること。

四 墜落の危険のある箇所には、次に掲げる設備(丈夫な構造の設備であつて、たわみが生ずるおそれ がなく、かつ、著しい損傷、変形又は腐食がないものに限る。)を設けること。 イ 高さ八十五センチメートル以上の手すり又はこれと同等以上の機能を有する設備(以下「手すり 等」という。) ロ 高さ三十五センチメートル以上五十センチメートル以下の桟又はこれと同等以上の機能を有する 設備(以下「中桟等」という。)

五 たて坑内の架設通路でその長さが十五メートル以上であるものは、十メートル以内ごとに踊場を設 けること。

六 建設工事に使用する高さ八メートル以上の登り桟橋には、七メートル以内ごとに踊場を設けること。

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