2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(前期)
土木 問54
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(前期) 土木 問54 (訂正依頼・報告はこちら)
事業者が、地山の掘削作業における災害を防止するために実施しなければならない事項に関する次の記述のうち、労働安全衛生法上、誤っているものはどれか。
- 労働者に危険を及ぼすおそれがあるときは、作業箇所の形状、地質、き裂、湧水、埋設物の有無、ガス及び蒸気発生の有無を十分に調査する。
- 高さ2m以上の箇所で労働者に安全帯等を使用させるときは、安全帯等を安全に取り付けるための設備等を設ける。
- 掘削面の高さが2m以上となる場合は、地山の掘削作業主任者の特別教育を修了した者を地山の掘削作業主任者に選任する。
- 作業中に物が落下することにより労働者に危険を及ぼすおそれがあるときは、安全ネットの設置、立入区域の設定等の措置を講ずる。
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この過去問の解説 (2件)
01
・形状や地質
・亀裂や湧水
・埋設物の有無や状態
・高温な蒸気や有毒ガスなど
上記の状態を調査して、その場所に適応し安全な作業を行わなければいけません。
※労働安全規則第六章 第一節第一款
第三百五十五条 作業箇所等の調査
2)正しいです。事業者は、高さ2メートル以上の場所で安全帯を使用するときは、安全帯を設置するための設備(手すり枠や親綱など)を設けなければいけません。
※労働安全規則第九章 第一節
第五百二十一条 要求性能墜落制止用器具等の取付設備等
3)誤りです。事業者は、掘削面が高さ2メートル以上となる場合に選任される「地山の掘削及び土止め支保工作業主任者(掘削作業主任者)」は、「特別教育」ではなく「技能講習」を修了した者とします。
※労働安全衛生法施行令 第六条の九
作業主任者を選任すべき作業
4)正しいです。事業者は、作業のため物体が落下することで労働者に危険が生じるおそれがある場合は、幅木やメッシュシートや防網(安全ネット)を設置するか、設置が困難な場合は立入区域を設置しなくてはいけません。
※労働安全規則第二編第十章 第二節 足場
第一款 材料等 第五百六十三条の六
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02
第355条作業個所等の調査に記載されています。
2×
第521条要求性能墜落制止用器具等の取付設備等に記載されています。
3〇
第359条地山の掘削作業主任者の選任に記載されています。
地山の掘削作業主任者は、技能講習を修了した者です。
4×
第563条立入禁止に記載されています。
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