2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(前期)
土木 問57
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(前期) 土木 問57 (訂正依頼・報告はこちら)
品質管理に用いるヒストグラムに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- ヒストグラムの形状が度数分布の山が左右二つに分かれる場合は、工程に異常が起きていると考えられる。
- ヒストグラムは、データの存在する範囲をいくつかの区間に分け、それぞれの区間に入るデータの数を度数として高さで表す。
- ヒストグラムは、時系列データの変化時の分布状況を知るために用いられる。
- ヒストグラムは、ある品質でつくられた製品の特性が、集団としてどのような状態にあるかが判定できる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1つの製品に2つの工程を用いた際によく表れます。
2)正解です。
ヒストグラムは規格値に対し、ゆとりがあるほど精度の高い品質となっています。
3)間違いです。
ヒストグラムは、データの分布状態を知るためのもので、時間的変化や、変動の様子はわかりません。
4)正解です。
度数(個数)と、品質特性(個質)を一目で表せます。よって上記の通り、製品がどのような状態にあるか判定できます。
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02
ヒストグラムは、徐々に数値が高くなり中心が最も高くまた徐々に数値が低くなる左右がほぼ対称のゆるやかな山の形が理想的です。
山が左右に分かれる場合は2台の機械や原材料が用いられた可能性があります。
2)適当です。
ヒストグラムは数値が柱で表され、その柱を「級」と呼びます。範囲をいくつかの区間に分けて柱んの太さにしたものを「級の幅」とします。そしてそれぞれの区間のデータを柱の高さで表現したものを「度数」と呼びます。
3)誤りです。
ヒストグラムは一目見て調査対象のばらつき方により異常を発見しやすくする目的のために作成されます。
4)適当です。
ヒストグラムは作成前にその品質の特性をあらかじめ選んでおいて、一定施工期間データを採取しその集団をヒストグラムにすることで、その品質が安定しているかどうかを確認します。
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03
時系列データの分布変化を知るためのものでなく、データの分布状況を視覚的に認識するためのものです。
ヒストグラムとは、データをいくつかの区間に分けてその区間のデータを集め、その「度数」(数)を棒グラフで表した図です。データがどんな値を中心に、どんなばらつき方をしているかを調べるのに用いられる図です。また、データは、ある条件のもとで取られたデータ(約100個以上)が数多くある場合です。柱を立てたような図であるので「柱状図」ともいわれています。
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