2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(前期)
土木 問60
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(前期) 土木 問60 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における建設機械の騒音振動対策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 車輪式(ホイール式)の建設機械は、移動時の騒音振動が大きいので、履帯式(クローラ式)の建設機械を用いる。
- 建設機械の騒音は、エンジンの回転速度に比例するので、無用なふかし運転は避ける。
- 作業待ち時は、建設機械などのエンジンをできる限り止めるなど騒音振動を発生させない。
- 建設機械は、整備不良による騒音振動が発生しないように点検、整備を十分に行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
車輪式は履帯式よりも、移動時の騒音振動が小さいです。
2×
無用な負荷運転は、燃料を消費し経済的にも無駄が多くなるので注意する必要があります。
3×
始業時にエンジンを暖めるためのアイドリングを行うこともあります。工事開始前に、周辺住民と協議し、建設機械の使用時間を決めておくとトラブルの防止になります。
4×
整備不良は、振動だけでなく建設機械の安全性や作業効率の低下にもつながるので十分に整備する必要があります。
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02
国土交通省が指定する「低騒音型建設機械指定状況」によると、クローラ型クレーンは指定型式数424、ホイール型クレーンは指定型式数141となり、クローラ式よりホイール式の方が低騒音とされています。
※指定型式数は令和元年12月のデータです。
2)適当です。
押土作業など馬力が必要になるほど、エンジンの回転数が多くなり騒音も比例して大きくなるので、経費節減のためにも不要な操作はしないようにします。
3)適当です。
環境のためにも経費節減のためにも、作業に空き時間が発生したらエンジンを切るようにします。
(安全のためショベルカーのバケットなどは降ろしておくようにします。)
4)適当です。
騒音事前防止対策として、建設機械は不要な騒音や振動が発生しないように、整備を十分に行い点検を怠らないようにする必要があります。
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03
クローラー式の方が振動騒音が大きいです。
2)正解です。
建設機械の無用なふかし運転は燃料の浪費にもつながります。
3)正解です。
上記の通りです。環境や、近隣住民に配慮しなければなりません。
4)正解です。
建設機械は始業前点検、定期自主検査、特定自主検査等を実施し、整備不良を未然に防ぐよう努めなければいけません。
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