1)適当です。
粒径加積曲線は土粒子の粒度試験で求められる表です。
土粒子の大きさの割合を曲線で表したものです。土のうち粒径0.075mmより大きな径のものを目の細かさの違うふるいを重ねてふるい、粒径と通過した土の割合を百分率にした数値をグラフに表し、曲線がゆるやかなら細かい粒子と粗い粒子がほどよく混合している「粒径幅の広い土」と言い、理想的な粒度の分布と言えます。
2)適当です。
間隙比は土粒子の密度試験で求められる比率です。
土は土粒子と水と空気の個体、液体、気体から構成されていますが、土の間隙に水や空気が入っている状態の体積のうち、水、空気の体積に土粒子の体積を割った値が間隙比となります。
3)適当ではありません。
透水係数は土の水の浸透速度を現したものです。
現場の地盤のボーリング孔にケーシングを建てる現場透水試験と室内で試験機を使用する室内透水試験があります。
透水係数は力学的性質試験なので、物理的性質試験ではありません。
4)適当です。
液性限界は土の液性限界試験(コンシステンシー試験)で求められます。
土に水分を含ませ続けると流動性が増し、塑性状態からやがて液状になりますが、塑性から液性に変わる時の含水比(土に対する含ませた水の比率)を液性限界と言い、現場の土の含水の状態を知るために適用されます。含水比が液性限界に近いと流動化しやすく不安定な土と言えます。