2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(前期)
薬液注入 問94
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(前期) 薬液注入 問94 (訂正依頼・報告はこちら)
薬液注入に用いる水ガラスの特性に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 水で希釈することにより、水ガラスの粘性は低下する。
- 温度により、水ガラスの粘性はあまり変化しない。
- 水ガラス濃度が高いほど、固結時間(ゲルタイム)が長くなる。
- 水ガラスは、中性領域では固化しない。
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この過去問の解説 (3件)
01
水で希釈ことにより液体に近づくため、粘性は低下します。
2×
温度が高くなるほど粘性が高くなり、低くなるほど小さくなります。
3×
水ガラス濃度が高いほど、ゲルタイムは短くなります。
4×
水ガラス原液は、水素イオン濃度( pH )11〜12を示すアルカリですが、水ガラスを固化するためには、硬化剤との混合液を中性領域にする必要がります。
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02
水ガラスは水を混入すると液体に近づき粘度が低下します。しかしゲルタイムが遅くなることはないので、地下水下でも安定して使用できます。
2)適当ではありません。
水ガラスは温度が下がると粘性が大きくなり、流動性も低下し注入に支障が生じるので、温度管理に注意が必要です。
3)適当ではありません。
水ガラスはPHが高いと凝縮しにくくゲルタイムは短くなり、酸が加わりPHが低くなると凝縮しやすくなりゲルタイムは長くなります。
濃度が高いときはゲルタイムは短くなるのでこれは間違いです。
4)適当ではありません。
酸性シリカ系の水ガラスは水ガラスに酸を加え、アルカリを中和したシリカゾルが混入されており、PHの中性領域でも固化します。
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03
上記の通り、水ガラス粘性は水で希釈することにより、粘性は低下します。
2)間違いです。
温度により、水ガラスの粘性は上昇しますので、変化すると言えます。
3)間違いです。
水ガラスの濃度が高いほど、固結時間は短くなります。
4)間違いです。
水ガラスは中性領域でも固結します。
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