2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(後期)
土木 問13
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(後期) 土木 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
鋼材の溶接接合に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- すみ肉溶接は、部材の交わった表面部に溶着金属を溶接するものである。
- 開先溶接は、部材間のすきまに溶着金属を溶接するものである。
- 溶接の始点と終点は、溶接欠陥が生じやすいので、スカラップという部材を設ける。
- 溶接の方法には、手溶接や自動溶接などがあり、自動溶接は主に工場で用いられる。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
すみ肉溶接は、部材がほぼ直角に交わった接合面に溶着金属を溶接するものです。
2)適当です。
接合する部材間に設けるすきまのことを開先といいます。この部分に溶着金属を溶接します。
3)適当ではありません。
スカラップとは、応力の集中を避けるため、溶接部分が交差する場合などに設けられる扇状の切り欠きのことです。記述の場合に設けるのは「エンドタブ」です。
4)適当です。
サブマージアーク溶接が一般的です。
参考になった数32
この解説の修正を提案する
02
すみ肉溶接は、2枚の部材を重ねるか直角に立てて、それぞれの部材の交わった表面部の隅角部に溶着金属を溶接します。
2)適当です。
開先溶接(グルーブ溶接、突き合せ溶接)は、部材端部の板を突き合せる形にして、その間のすきまに溶着金属を溶接します。
突き合せた部分の形状により、I形やV型などの形状の呼び方があります。
3)適当ではありません。
スカラップとは、部材を交差して溶接する場合に、片方の部材に括弧上の切りぬきをして溶接部分が交わらないようにすることです。
溶接の始点と終点に溶接欠陥が発生する開先残存は、ロボット溶接を施した場合に発生しやすくなるので、こまめに仕上がりを確認して発見次第手動溶接で対処します。
4)適当です。
溶接の方法には、人間が被覆溶接棒などを用いる手溶接、工場でロボットアームなどを使用し溶接する自動溶接、自動で供給される溶けたワイヤーを手作業で溶接する半自動溶接があります。
参考になった数18
この解説の修正を提案する
03
すみ肉溶接には片側溶接と両側溶接があります。
2.適当です
開先溶接には、I型やV型、レ型等があります。
3.適当ではありません
溶接の始点と終点にはエンドタブを設けます。スカラップは突合せ継手とすみ肉溶接が交差する場所に設ける切り抜きのことです。
4.適当です
手溶接は工事現場等で用いられます。
参考になった数12
この解説の修正を提案する
前の問題(問12)へ
平成29年度(後期)問題一覧
次の問題(問14)へ