2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(後期)
土木 問52
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(後期) 土木 問52 (訂正依頼・報告はこちら)
移動式クレーンを用いた作業に関する次の記述のうち、クレーン等安全規則上、誤っているものはどれか。
- 軟弱な地盤で移動式クレーンの作業を行う場合は、アウトリガーを張り出すことにより敷鉄板を敷く必要はない。
- 移動式クレーンのワイヤロープは、著しい形くずれや腐食又はキンクのあるものは使用しない。
- 移動式クレーンの運転者は、荷をつったままで、運転位置を離れてはならない。
- 事業者は、移動式クレーンを用いて作業を行なうときは、移動式クレーンの運転について一定の合図を定め、指名した者に合図を行なわせなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
第七条の三に記載されています。
(使用の禁止)
第七十条の三 事業者は、地盤が軟弱であること、埋設物その他地下に
存する工作物が損壊するおそれがあること等により
移動式クレーンが転倒するおそれのある場所においては、
移動式クレーンを用いて作業を行つてはならない。ただし、当該場所において、
移動式クレーンの転倒を防止するため必要な広さ及び強度を有する鉄板等が
敷設され、その上に移動式クレーンを設置しているときは、この限りでない。
2.正しいです。
第二百十五条に記載されています。
(不適格なワイヤロープの使用禁止)
第二百十五条 事業者は、次の各号のいずれかに該当するワイヤロープを
クレーン、移動式クレーン又はデリツクの玉掛用具として使用してはならない。
一 ワイヤロープ一よりの間において素線(フイラ線を除く。以下本号において同じ。)
の数の十パーセント以上の素線が切断しているもの
二 直径の減少が公称径の七パーセントをこえるもの
三 キンクしたもの
四 著しい形くずれ又は腐食があるもの
3.正しいです。
第三十二条に記載されています。
(運転位置からの離脱の禁止)
第三十二条 事業者は、クレーンの運転者を、荷をつつたままで、
運転位置から離れさせてはならない。
2 前項の運転者は、荷をつつたままで、運転位置を離れてはならない。
4.正しいです。
第二十五条に記載されています。
(運転の合図)
第二十五条 事業者は、クレーンを用いて作業を行なうときは、
クレーンの運転について一定の合図を定め、合図を行なう者を指名して、
その者に合図を行なわせなければならない。
ただし、クレーンの運転者に単独で作業を行なわせるときは、この限りでない。
2 前項の指名を受けた者は、同項の作業に従事するときは、
同項の合図を行なわなければならない。
3 第一項の作業に従事する労働者は、同項の合図に従わなければならない。
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02
移動式クレーンのアウトリガーは、軟弱地盤上では敷鉄板を敷設し設置します。
2)間違いです。
上記の通り、移動式クレーンのワイヤーロープはキンク、腐食による著しい型崩れがある場合、使用してはいけません。
3)間違いです。
上記の通り、移動式クレーンの運転手は荷をつったまま運転席を離れてはいけません
4)間違いです。
上記の通り、事業者は移動式クレーンを用いて作業する場合一定の合図を定め、合図者を配置し作業を行います。
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03
アウトリガーを支持する脚部が沈下しないように敷き鉄板などを用いる必要があります。
2×
ワイヤーロープは点検を行い、適正なものを使用します。著しい型崩れがあるものなどは、荷の落下につながります。
3×
運転位置を離れる場合は、必ず荷は地面に置きます。
4×
移動式クレーンの使用は特別教育を受けたものが行います。
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