2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(前期)
土木 問59

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(前期) 土木 問59 (訂正依頼・報告はこちら)

呼び強度21、スランプ12cm、空気量4.5%と指定したJIS A5308レディーミクストコンクリートの試験結果について、各項目の判定基準を満足しないものは次のうちどれか。
  • スランプ試験の結果は、10.5cmであった。
  • 空気量試験の結果は、6.0%であった。
  • 1回の圧縮強度試験の結果は、18N/mm2であった。
  • 3回の圧縮強度試験結果の平均値は、20N/mm2であった。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1→ 満足しています。スランプが12cmと指定されていますので、JIS A 5308で規定されているスランプの許容差は±2.5cmとなります。スランプ試験の結果は10.5cmなので指定値12cmとの差は-1.5cmとなり許容差内です。

2→ 満足しています。空気量が4.5%と指定されていますので、JIS A 5308で規定されている空気量の許容差は±1.5%となります。空気量試験の結果は6.0%なので、指定値4.5%との差は+1.5%となり許容差内です。

3→ 満足しています。1回の強度試験結果は85%以上でなければならないと規定されていますので、呼び強度21N/mm2のコンクリートの許容強度は17.85N/mm2となります。問題の試験結果が18N/mm2となっていますので、許容強度内です。

4→ 満足していません。3回の試験結果の平均値は指定した呼び強度以上でなければならないと規定されていますので、問題の試験結果は呼び強度以下であるため、基準を満足していません。

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02

正解は4
3回の圧縮強度試験結果の平均が呼び強度を上回らなければならないため、呼び強度21に対して20しかなかったので不合格となります。
受入検査の基準は
圧縮強度試験は1回目は指定した呼び強度の85%以上、3回目の試験結果の平均は呼び強度以上となります。
スランプ試験は、スランプが2.5の時は±1、5~8は±1.5、8~18は±2.5、21は±2.5です。
空気量は±1.5%です。
塩化物含有量は0.30㎏/m3です。

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03

正解は 4 です。
呼び強度21N/mm2に対して3回の圧縮強度試験結果の平均値が20N/mm2では基準を満足していないので上回る値でなければなりません。

その他の選択肢は下記の通りです。

1.スランプ試験の結果は、12cm±2.5cm=9.5~14.5の間となります。よって10.5cmは規格内ということになり満足しています。

2.空気量試験の基準は±1.5%です。よって6.0%は基準内となります。

3.1回の圧縮強度試験結果は呼び強度の85%以上であることから、21×0.85=17.85N/mm2となります。よって18N/mm2は満足しています。

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