2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
土木 問19
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 土木 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
道路のアスファルト舗装における上層路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 加熱アスファルト安定処理は、1層の仕上り厚を10cm以下で行う工法とそれを超えた厚さで仕上げる工法とがある。
- 粒度調整路盤は、材料の分離に留意しながら路盤材料を均一に敷き均し締め固め、1層の仕上り厚は、30cm以下を標準とする。
- 石灰安定処理路盤材料の締固めは、所要の締固め度が確保できるように最適含水比よりやや湿潤状態で行うとよい。
- セメント安定処理路盤材料の締固めは、敷き均した路盤材料の硬化が始まる前までに締固めを完了することが重要である。
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この過去問の解説 (3件)
01
工事を請け負う者は設計図書に示されている場合を除き、加熱アスファルト安定処理を敷き均すときは1層の仕上り厚は10cm以下、混合物の温度は110℃以上としなければなりません。
しかし混合物の種類により敷き均しが困難な場合は監督職員と協議し混合物の温度を決定するものとします。
2)適当ではありません。
工事請負者は粒度調整路盤材を敷き均す場合、材料の分離に注意しつつ、1層の仕上り厚は15cm(締固めに振動ローラを使用する場合は20cm)を超えないように敷き均す必要があります。
よって30cm以下ではないので間違いです。
3)適当です。
瀝青材(れきせいざい)を含まない石灰安定処理路盤材料を用いた締固めの際は、材料の含水比は最大乾燥密度の93%以上のやや湿潤状態で行うようにします。
4)適当です。
セメント安定処理路盤は路床とは違い層が薄いため、路盤材料の敷き均し後は硬化が始まる前に敷き均しを完了させる必要があります。
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02
10㎝以下の層を積み上げていく工法と、それを超えた厚さで仕上げる「シックリフト工法」があります。シックリフト工法は急速施工が可能で工期の短縮が図れるほか、冬季施工において混合物の温度低下が少ない、締固めが容易であるなどの利点があります。
2)適当ではありません。
1層の仕上がり厚は15㎝以下を標準とし、振動ローラを使用する場合は所要の締固めが確保できる20㎝以下の厚さとしても良いとされています。
3)適当です。
1層の仕上がり厚は10~20㎝を標準とし、振動ローラを使用する場合は所要の締固めが確保できる20㎝以下の厚さとしても良いとされています。
4)適当です。
路盤材料を敷き均した後は速やかに締固め、1層の仕上がり厚は10~20㎝を標準とし、10㎝未満の締固めは望ましくありません。また振動ローラを使用する場合は所要の締固めが確保できる30㎝以下の厚さとしても良いとされています。
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03
アスファルト安定処理には、常温安定処理と過熱安定処理があります
2〇
数種類の路盤材を混ぜ粒度を調整して、強度や耐久性を高めます
3×
地域産材や現地発生土に必要な補足材を加えたものに、石灰を加え安定処理する工法です
4×
地域産材や現地発生土に必要な補足材を加えたものに、セメントを加え安定処理する工法です
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