2級土木施工管理技術の過去問
平成30年度(後期)
土木 問24
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 土木 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
トンネルの施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- ずり運搬は、レール方式よりも、タイヤ方式の方が大きな勾配に対応できる。
- 吹付けコンクリートは、地山の凹凸を残すように吹付ける。
- ロックボルトは、特別な場合を除き、トンネル掘削面に対して直角に設ける。
- 鋼製支保工(鋼アーチ式支保工)は、切羽の早期安定などの目的で行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
ずり運搬はトンネルの掘削に適していて、レール方式とタイヤ方式があります。
トンネル内の勾配が急な場合は、レール方式だと車両の逸走などにより作業効率が低下する恐れがあるため、タイヤ方式の方が適しています。
2)適当ではありません。
吹付けコンクリートを凹凸の多い地山に吹き付ける場合には、施工後にたわみやクラックなどを防ぐために防水シートのたわみを無くし、表面を平坦になるように吹付けて凹凸をなるべく少なくするように施工します。
3)適当です。
ロックボルトは、基本としてトンネル掘削面に対して直角に打設します。
直角の打設が不可能な場合にだけ、核残しのために斜めに打ち込むことができます。
4)適当です。
切羽(トンネル掘削面)は土圧や偏圧による崩壊を防ぐために鋼製支保工(鋼アーチ式支保工)を施します。
この支保工で切羽の早期安定を図り、崩落などの災害防止となります。
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02
レール方式は、作業場から土砂堆積場までをレールで結び、タイヤ式は車両によって運搬します。
2〇
吹付けコンクリートはできるだけ、凹凸を少なくするように施工します。
3×
直角に施工することで、強度を確保します。
4×
切羽(きりは)とは、トンネル工事における坑内現場のことです。
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03
タイヤ方式は大きな勾配に対応できるほか、機動性が良い、経済的であるなどの長所があります。レール方式は長距離のトンネルに適しており、軟岩及び土砂トンネルにも適応可能であることや、坑内環境換気が良いなどの長所があります。
2)適当ではありません。
仕上がり面は凹凸を残さず平滑になるよう吹き付けます。鋼製支保工がある場合には、吹付コンクリートと鋼製支保工が一体となるようにします。
3)適当です。
また使用前には清掃をし、有害な錆や油などの異物が残らないようにします。
4)適当です。
鋼製支保工の目的は、切羽の早期安定や吹付コンクリートの補強、地山(脚部)への荷重伝達などがあります。
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