1)適当です。
工程管理曲線は計画した工程が許容範囲に収まるかを確認するためのもので、工程と進捗を曲線にして表します。
設定する限界線のうち、上方許容限界線を越えると工程の進みが早いことになり、下方許容限界線を越えると工程が遅れていることになります。
この上下の限界線を越えないように工程を管理します。
2)適当です。
下方許容限界線を下回った場合、工程に遅れが生じていると見受けられるので、期日に間に合わせるために突貫工事を行い日程短縮に努める必要があります。
上方許容限界線を上回った場合には、工程が進みすぎているので作業を分散させ、清掃などの間接的な仕事を増やすなど多少の無駄作業をする必要があります。
3)適当です。
出来高累計曲線の理想的な形は一般にS字型となります。
初期は準備や作業の順応のために時間をかけるため、縦軸の累計出来高は低く曲線は抑えめになります。
中期は工事物の施工を順調に進めた場合、曲線は角度が急になります。
終盤期は工事物がほぼ完成に近づき出来高が横ばいになり、その代わり作業が片付け工や仕上げ工などを占めるようになるので曲線は初期と同じようにゆるやかになります。
その結果、曲線の形はS字に似た形となります。
4)適当ではありません。
工程管理曲線は工事の工程と進捗を曲線で表したもので、縦軸は時間経過比率ではなく累計出来高、横軸は出来高比率ではなく工期を取り管理していきます。
縦軸に累計出来高、横軸に出来高比率を取って表すのは出来高累計曲線で、主に施工量の時間的変化を見て施工速度を管理するために使われます。