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2級土木施工管理技術の過去問 平成30年度(後期) 薬液注入 問102

問題

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薬液注入工事のゲル化時間に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
一般の薬液注入では、薬液の所定外への拡散を防ぎつつ、土粒子の間げきに浸透させるために、1秒から10時間の範囲でゲル化時間を設定している。
   2 .
二重管ストレーナー工法の二次注入では、対象地盤の土粒子の間げきに薬液を浸透させるために、緩結ゲル化時間の薬液を注入している。
   3 .
ダブルパッカー工法では、注入剤の拡散防止を注入管設置時に行っているので、使用する薬液のゲル化時間は数十分から時間の単位である。
   4 .
液状化対策を目的とする薬液注入では、確実に固化体を作る必要があるので、薬液のゲル化時間は通常の薬液よりも短いゲル化時間を設定している。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度(後期) 薬液注入 問102 )
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この過去問の解説 (3件)

6

1)適当です

ゲル化時間(ゲルタイム)は地盤に見合った注入方法により数秒から数時間と種類により幅広く設定されています。

例えば比較的緩い粘性土地盤ではゲル化時間を短くし範囲外へ拡散するのを防止し、砂質土地盤では低い注入速度でゲル化時間を長く持たせて地盤内に浸透させるようにします。

2)適当です

二重管ストレーナー工法の複相式は主に砂質土地盤に適用されます。一次注入ではロッド周辺をゲル化時間が短い瞬結型の薬液を注入し、ロッド周辺の地盤をシールし注入材の漏洩を予防します。

二次注入でゲル化時間が比較的長い緩結型の薬液をゆっくりと注入し浸透させて、砂質の間げきに確実に浸透させていきます。

3)適当です

ダブルパッカー工法は砂質土地盤に適用した作業で、緩結型の薬液により比較的速度の低い浸透注入を行います。注入中に地表の注入管周辺に薬液が漏洩(リーク)しないように設置し、薬液もゲル化時間を長いものにて浸透させるようにします。

注入材は十数分から数時間と緩結型のものを使用します。

4)適当ではありません

液状化が発生しやすい粘性土地盤などでは二重管ストレーナー工法の単相式により2ショット方式で注入し、一次注入にて瞬結型の薬液を使用して注入管周囲のシールを行います。

次に二次注入にて緩結型の薬液を用いてゲル化時間を数分から数時間かけて薬液を固結させるため、ゲル化時間は通常よりも長くなります。よってこの設問は間違いとなります。

付箋メモを残すことが出来ます。
4
正解は4です。

1.→ 適当です。一般の薬液注入では、薬液の所定外への拡散を防ぎつつ、土粒子の間げきに浸透させるために、瞬結(数秒から数十秒)中結(数分~数十分)緩結(数十分~数時間)の範囲で注入方式や土質条件を考慮してゲル化時間を設定しています。

2.→ 適当です。二重管ストレーナー工法の二次注入では、対象地盤の土粒子の間げきに薬液を浸透させるために、緩結ゲル化時間の薬液を注入しています。

3.→ 適当です。ダブルパッカー工法では、注入剤の拡散防止を注入管設置時に行っているので、使用する薬液のゲル化時間は数十分から時間の単位で施工します。

4.→ 適当ではありません。液状化対策を目的とする薬液注入では、確実に固化体を作る必要があるので、薬液のゲル化時間は通常の薬液よりも長いゲル化時間を設定しています。

2

一般にゲルタイムが長くなると浸透する時間が長くなるため、充填液の漏液につながりやすくなります。

緩結ゲル化時間の薬液は、ゲル化時間が長いので土粒子の間げきに浸透する時間が長くなります。

注入材の拡散防止を行うことにより、ゲル時間がなくても問題になりません。
4〇
液状化対策を目的とする薬液注入では、確実に固体化を作る必要があるので、薬液のゲル化時間は通常の薬液注入工事より長い時間に設定します。

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