2級土木施工管理技術の過去問
令和元年度(前期)
土木 問30

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度(前期) 土木 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

上水道に用いる配水管の種類と特徴に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ステンレス鋼管は、ライニングや塗装を必要とする。
  • 鋼管は、溶接継手により一体化でき、地盤の変動には管体の強度及び変形能力で対応する。
  • ダクタイル鋳鉄管は、管体強度が大きく、じん性に富み、衝撃に強い。
  • 硬質ポリ塩化ビニル管は、耐食性に優れ、重量が軽く施工性に優れる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「1」です。
ステンレス鋼管は、耐腐食性に優れ、ライニングや塗装を必要としません。

2.正しいです。
短所として、温度伸縮継手や電食に対する配慮が必要です。
また、継手の溶接・塗装に時間がかかり、湧き水地盤での施工が困難です。

3.正しいです。
短所として、質量が比較的重く、外面防護、継手防護が必要です。
また継手の脱出に対し、異形管防護などを必要とします。

4.正しいです。
他にも、接着が可能でかつ価格が安いです。
短所として、低温時において耐衝撃性が低下することや、
有機溶剤・熱・紫外線に弱いです。また温度伸縮があり、加とう継手が必要とします。

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02

1)適当ではありません。
ステンレス鋼管は錆びにくく、塗装を必要としません。他の配水管に比べて高価です。

2)適当です。
鋼管(鉄管)は耐震性があり丈夫ですが、錆びやすいというデメリットがあります。以前は最も用いられる配水管でしたが、近年は減少傾向にあります。

3)適当です。
ダクタイル鋳鉄管は記述の他にも、施工性が良い・耐久性がある等の長所があります。現在最も多く用いられている配水管です。

4)適当です。
硬質ポリ塩化ビニル管は大きく分けて2種類、VP管(厚肉管)とVU管(薄肉管)があります。VU管のほうがより軽く、VP管の半分以下の重さです。

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03

1〇
ステンレス鋼管は、原則塗装は不要です。

溶接継手は管同士を一体化する継手であるため、地震や不同沈下などに対応できます。

ただし、ダクタイル鋳鉄管に用いるメカニカル継手は、伸縮性や可とう性がないため地盤の変動に対応できません。

硬質ポリ塩化ビニル管は、簡単に扱うことができるため多くの工事に使用されています。

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