2級土木施工管理技術の過去問
令和元年度(前期)
土木 問59
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度(前期) 土木 問59 (訂正依頼・報告はこちら)
レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の品質管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 3回の圧縮強度試験結果の平均値は、購入者の指定した呼び強度の強度値以上である。
- 品質管理の項目は、強度、スランプ又はスランプフロー、塩化物含有量の3つである。
- 1回の圧縮強度試験結果は、購入者の指定した呼び強度の強度値の85%以上である。
- 圧縮強度試験は、一般に材齢28 日で行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
レディーミクストコンクリートの圧縮強度試験または曲げ強度試験は3回実施し、それぞれの結果の平均値は購入者の指定した呼び強度の強度の値よりも上回っていなければなりません。
2)適当ではありません。
レディーミクストコンクリートの品質管理の項目は、
①強度
②スランプ
③空気量
④塩化物含有量
の4つとなります。
3)適当です。
レディーミクストコンクリートの圧縮強度試験または曲げ強度試験の1回の試験結果は、購入者の指定した呼び強度の強度の値の85%以上でなければいけません。
4)適当です。
コンクリートの強度は時間の経過とともに強度が増大していきますが、水分が乾燥などで減少すると水和反応が停止します。
そのため圧縮強度試験では、強度は一般的に材齢28日のものを基準にします。
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02
1.〇
3 回の試験結果の平均値は、購入者が指定した呼び強度の値以上でなければなりません。
2.✕
品質管理の項目は、強度、スランプ、空気量、塩化物含有量の4つであるため、不適当です。
3.〇
1 回の試験結果は、購入者が指定した呼び強度の値の 85%以上でなければなりません。
4.〇
設問の通り、圧縮強度試験は、一般に材齢28 日(4週強度)で行います。
【補足】圧縮強度の合否判定例
呼び強度:21N/mm2において
1.3個の供試体の圧縮強度が24、18、22N/mm2の場合
1回の試験値は呼び強度の85%以上=21×0.85=17.9N/mm2以上・・・OK
3回の試験値の平均値は呼び強度以上・・・(24+18+22)÷3=21.3N/mm2・・・OK
条件を満たすため、合格となります。
2.3個の供試体の圧縮強度が17、27、24N/mm2の場合
1回の試験値は呼び強度の85%以上=21×0.85=17.9N/mm2以上・・・NG
3回の試験値の平均値は呼び強度以上・・・(17+27+24)÷3=22.7N/mm2・・・OK
1回の試験値が呼び強度の85%以上を満たさないため、不合格となります。
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03
受入検査は強度、スランプ、塩化物含有量、空気量の4つを行います。
基準は以下の通りです。
圧縮強度試験は1回目(材齢7日)は指定した呼び強度の85%以上、3回目(材齢28日)の試験結果の平均は呼び強度以上となります。
スランプ試験は、スランプが2.5の時は±1、5~8は±1.5、8~18は±2.5、21は±2.5です。
空気量は±1.5%です。
塩化物含有量は0.30㎏/m3です。
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