2級土木施工管理技術の過去問
令和元年度(後期)
土木 問7
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度(後期) 土木 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリートの施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- コンクリートを打ち重ねる場合には、上層と下層が一体となるように、棒状バイブレータを下層のコンクリート中に 10 cm 程度挿入する。
- コンクリートを打ち込む際は、打ち上がり面が水平になるように打ち込み、1 層当たりの打込み高さを 40 〜 50 cm 以下とする。
- コンクリートの練り混ぜから打ち終わるまでの時間は、外気温が 25 °C を超えるときは 2.5 時間以内とする。
- コンクリートを 2 層以上に分けて打ち込む場合は、外気温が 25 °C を超えるときの許容打重ね時間間隔は 2 時間以内とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
下層のコンクリートに10㎝程度バイブレータを挿入することで、確実に一体化させます。
2×
1層当たりの打ち込み層を厚くすると、施工効率は上がりますが確実な締固めが難しくなるため、40~50㎝と規定されています。
3〇
外気温が25℃以上の時は1.5時間以内に行います。
4×
打ち重ねまでの時間が長くなると、下層のコンクリートの硬化が始まってしまうため2時間以内にする必要があります。
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02
コンクリートを打ち重ねる場合には、上層のコンクリートを突き抜け下層の表面から10cmほど深く挿入する二層打ちと呼ばれる工法にて締固めます。
この場合は下層のコンクリートに遅延剤を添加しておくことで再振動締固めに適した時間を延長できます。
2)適当です。
コンクリートを打ち込む際は、打設後の仕上がりやその後の打ち重ね、硬化後のレイタンス(泥膜層)の浮き上がりや除去作業を考慮して、打ち上がり面が水平になるように打設します。
また1 層当たりの打設高さは内部振動機の性能や形状を考慮し、40〜50cm以下とするようにします。
3)適当ではありません。
外気温が25℃を超える場合は暑中コンクリートとして施工し、練り混ぜから打設終了まで2.5時間ではなく1.5時間以内を原則とします。
材料はなるべく温度の低いものを使用し、粗骨材は散水し、AE減水剤を多めに使用しスランプの低下を防止するなどの準備が必要です。
4)適当です。
コンクリートを 2層以上に分けて打設をする場合、コールドジョイントが発生しないように上層と下層が一体となるように打ち込みます。
また、許容される打ち重ね時間の標準間隔は、外気温が25℃以上の場合は2時間以内、25℃以下の場合は2.5時間以内となっています。
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03
1.〇
設問の通り、コンクリートの一体化を図るためバイブレータをコンクリート下層に10cm程度挿入します。
2.〇
設問の通り、1 層当たりの打込み高さは40〜50cm以下と定められています。
3.✕
コンクリートの練混ぜから打ち終わりまでの時間は、外気温が25℃を超える場合1.5 時間以内、外気温が25℃以下の場合2.0 時間以内と定めらています。よって不適当です。
4.〇
コールドジョイントの発生を避けるため、コンクリートの打ち重ね時間は外気温が25℃を超える場合は2.0時間以内、外気温が25℃以下の場合2.5時間以内と定められています。
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