2級土木施工管理技術の過去問
令和元年度(後期)
土木 問19

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度(後期) 土木 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

道路のアスファルト舗装における構築路床の安定処理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 粒状の生石灰を用いる場合は、混合させたのち仮転圧し、ただちに再混合をする。
  • 安定材の散布に先立って、不陸整正を行い必要に応じて雨水対策の仮排水溝を設置する。
  • セメント又は石灰などの安定材は、所定量を散布機械又は人力により均等に散布をする。
  • 混合終了後は、仮転圧を行い所定の形状に整形したのちに締固めをする。

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この過去問の解説 (3件)

01

1)適当ではありません。
粒状の生石灰を用いる場合はその日のうちに転圧するのが望ましいですが、一度配合した後は仮転圧をしてから3時間以上適当に覆いをかぶせ放置し、 生石灰が消化するのを待ってから再び混合して突固めます。
馴染ませずに転圧すると、路床がうまく安定せずアスファルトの仕上がりにも影響します。

2)適当です。
安定剤散布後の盛土路床施工後の降雨対策として、縁部に仮排水溝を設けておきます。
降雨などの含水比の変化により改良した地盤がまた不安定になるのを防止します。

3)適当です。
セメント又は石灰などの安定材は,機械による散布と人力による散布があります。
いずれも単位面積当たりの散布量を計算し、一か所に固まらないよう均等に散布します。

4)適当です。
混合終了後はタイヤローラなどにより仮転圧を行い、次にブルドーザなどで整形したのちにまたタイヤローラなどで締固めをします。
軟弱地盤の場合は湿地ブルドーザなどで転圧した数日後に締固めます。

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02

正解は「1」です。
生石灰を使用した場合は、第1回の混合が
終了したのち仮転圧して放置し、
生石灰の消化を待ってから再び混合します。
しかし、設問の粉状の生石灰を使用する場合は、
一回の混合で済ませてもよいとされております。

2.
正しいです。
不陸整正を行い施工面に水たまりがある場合や、
地下水位が高い場合は、
必要に応じて排水処理をしなければなりません。

3.
正しいです。
均等に散布し、混合器械を用いて
所定の深さまで入念に混合します。

4.
正しいです。
軟弱で締固め機械が入れない場合には、
湿地ブルドーザなどで軽く転圧を行い、
数日間養生後、
整形しタイヤローラなどで締め固めます。

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03

1〇
路床の安定処理材料に粒状の生石灰を使用する時は、1回目の混合が終了したのち仮転圧して放置して、生石灰の消化を待ってから再混合します。

雨水を適切に排水することで、既定の品質を確保します。

均一に安定材を散布することで、むらを無くし品質を確保します。

締固めは、土に圧縮力を加え密度を高めるもので、転圧は締固めの一種です。

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