2級土木施工管理技術の過去問
令和元年度(後期)
土木 問23

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4
セメントの量を少なくした超硬練りのコンクリートをブルドーザーで敷均し、振動ローラで締め固める工法です。打設面に段差が生じないため、従来工法に比べ、ブルドーザーや振動ローラといった多くの機械を使うことができること、大量打設が可能なことなどの利点があり、工期の短縮と工費の低減、工事の安全性を図ることができます。パイプクーリングは水和発熱が大きいコンクリートを冷やすことで熱を抑える目的で用いる工法で、RCD工法は超固練りコンクリートを使い、水和発熱が小さい工法なので使用しません。

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02

1)適当です。
RCD工法はスランプがゼロのRCDコンクリートを使用し複数個所を同時に打設していく工法です。
打設箇所が広範囲にわたるため、コンクリートは大量になおかつ早急に運搬できるダンプトラックを利用して運搬・打設し、打設箇所が地中の場合は地上から製造したRCDコンクリートをベルトコンベアで斜面にて運搬するインクライン方式も採用されます。

2)適当です。
RCD工法は施工箇所に段差が生じないため、ブルドーザや振動ローラなどの施工能力の高い機械を打設面に使用できます。
効率的に大量、大規模な施工が可能となるので、工期短縮や工費節約にもつながります。
振動ローラを使用する場合は、同じ場所を8回程度往復してコンクリートを締固めます。

3)適当です。
横継目はコンクリートを敷き均した後、固まらないうちに振動目地切機で亜鉛引き鉄板などをコンクリート内に挿入し施工継目を造成します。
この作業はコンクリートの練り混ぜ後、約3時間まで可能です。

4)適当ではありません。
RCD工法では養生は空中噴霧、または湛水(たんすい)にて表面を湿潤状態にしておきます。
パイプクーリング工法はマスコンクリートの養生時、冷却水を循環させて発熱を抑制するもので、マスコンクリートより水和熱の発熱量が少ないRCD工法には採用しません。

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03

正解は「4」です。
一般的なマスコンクリート構造物は、
水和発熱防止のため、パイプクーリングを行います。
しかし、RCD工法における超硬練りコンクリートは
水和熱の発生を抑えたもののため、
パイプクーリングを行う必要はありません。

1.正しいです。
超硬練りコンクリートのため、土砂と同様
ダンプトラックに積み込み運搬することができます。

2.正しいです。
運搬したコンクリートはブルドーザで敷き均します。
おおよそ20cm程度毎に敷き均ししていき、
ダム用バイブレーダで締固めを行います。

3.正しいです。
敷き均したあと、ひび割れ防止の為、目地切機で継目部分に目地を切り、
目地を設置します。

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