2級土木施工管理技術の過去問
令和元年度(後期)
薬液注入 問88

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度(後期) 薬液注入 問88 (訂正依頼・報告はこちら)

土の湿潤密度と乾燥密度に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • 湿潤密度は、土の間げきに含まれる水の量によって変化しない。
  • 乾燥密度が大きい場合は、地盤はよく締まっており、小さいと緩く軟弱である。
  • 乾燥密度は、土に含まれる土粒子の質量とは無関係である。
  • 湿潤密度は、湿潤単位体積重量と同じ単位で表される。

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この過去問の解説 (3件)

01

1)適当ではありません

土の湿潤密度は湿潤密度試験によって求められ、土の質量を土の体積で割った数値が大きいほど地盤が固く締まっていると示されます。

土の質量は土粒子と水の質量から成り、体積は土粒子と水の他に空気の質量も含めて計算するため間げきと水量により数値が変化します。

2)適当です

土の乾燥密度は土粒子の密度試験により求められ、数値が高いほど締固められやすく良い土で、小さいほど軟弱で締固めに不向きな土とされます。

数値が大きいほど粒度分布が良く土の粒径が大きいとみられ、透水係数も大きく排水しやすいためです。

3)適当ではありません

土の乾燥密度は土粒子の密度試験により求められ、締固め土の特性を表す場合などに用いられます。

土のうち土粒子のみの質量を土の全体の体積で割ることで求められるので、土粒子の質量は重要な数値となります。

4)適当ではありません

土の湿潤密度は土の質量(g)を土の体積(cm³)で割った数値なので、単位はg/cm³で表されます。

湿潤単位体積重量は1m³あたりの土の全重量を全体積で割った数値です。土の全重量は単位体積重量と体積を掛けたものなので単位はkNです。1m³当たりでの計算なので全体積の単位はm³となります。よって単位はkN/m³で表されます。

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02

正解は2です。

湿潤密度は、土の間隙に含まれる水量が多いと当然変化しますので、
1は不適切です。

2は適切です。
乾燥密度は、土粒子の質量のみを土全体の体積で除した値であり、
間隙比や含水比と同様に、
土粒子の締まり具合を示すのに有効です。

乾燥密度は、土粒子の質量のみを土全体の体積で除した値なので、
土粒子の質量は関係が深いため、
3は不適切です。

湿潤密度は、g/cm3ですが、湿潤単位体積重量は、kN/m3ですので、
4は不適切です。

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03


湿潤密度は、土の間隙に含まれる水量が多いと変化します
2〇
締固めの目的は、土の空気間げきを少なくし吸水による膨張を小さくし、土を安定した状態にすることです

乾燥密度は、土粒子に対する試料検査モール容積なので土粒子の質量は関係があります。

湿潤密度は、g/cm3。湿潤単位体積重量は、kN/m3です。

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