2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
土木 問1

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 土木 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

土工の作業に使用する建設機械に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • クラムシェルは、シールドの立坑など深い掘削に用いられる。
  • バックホゥは、主に機械の位置より高い場所の掘削に用いられる。
  • ブルドーザは、掘削・押土及び長距離の運搬作業に用いられる。
  • スクレーパは、掘削・積込み、中距離運搬、敷均し、締固めの作業に用いられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「1」です。
クラムシェルは、ブームからワイヤロープで吊り下げたバケットで土砂を掘削する機械です。
浚渫や地下掘削に適しています。

2.間違いです。
バックホウは、主として機械位置より低い場所の掘削に用いられます。
主として機械位置より高い場所の掘削に用いるのはパワーショベルという機械です。

3.間違いです。
ブルドーザは、掘削、整地、押土に利用されます。
運搬には使用されません。

4.間違いです。
スクレーパは、掘削、積込、中距離運搬、敷均し等ができますが、締固め作業はできません。

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02

1)クラムシェルは、ワイヤロープに吊られた開閉式のバケットを垂直に降ろし、下方の土砂を掴み取るもので、狭く深い場所の掘削に適しています。よって、適当です。

2)バックホウは、バケットを内側に引き寄せる動作により掘削します。硬い地盤や、機械の位置より低い場所の掘削に適しています。よって、適当ではありません。

3)ブルドーザは、前面に土工板を装備し、掘削・押土及び60ⅿ以下の運搬作業に用いられるもので、長距離の運搬作業には適していません。よって、適当ではありません。

4)スクレーパは、牽引式と自走式があり、掘削・積込み、中距離運搬、敷均しといった一連の土工作業を1台で行うことができますが、締固めをすることはできません。よって、適当ではありません。

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03

1)適当です

クラムシェルは、アームの先端にクラムシェルバケットを取り付けた建設重機です。

坑内や水中に垂直に降下させて底部の土砂をすくい掘削できるので、主に立孔内や河川、海底など深い部分での施工に有効です。

ケーブルでバケットを降ろすケーブル式、スライドアームにより収縮させる油圧式、油圧アームとロープなどを併用したテレスコピック式などがあります。

2)適当ではありません

バックホゥは、アームの先端に内側(運転席側)に掻き込む形のバケットが取り付けられており、主に地表面より低い場所の掘削や土砂、砕石などの運搬に適しています。

地表面や建設機械よりも高い場所の掘削は、ローディングショベル、ホイールローダなど車体前面のアームによりバケットを高く持ち上げられる仕様の機械を利用します。

3)適当ではありません

ブルドーザは、トラクターの前面に取り付けられている土工板(または排土板)と呼ばれるほぼ垂直のブレードを利用し土砂や砕石、植栽の根などの掘削に用いられます。走行する地盤により乾地用と湿地用があり、ダムや宅地などの造成などに特化しています。

掘削や押土などの作業はバックホゥ、パワーショベル、クラムシェルなどを利用します。

4)適当ではありません

スクレーパは車体後部に取り付けたけん引式の掘削機械で、内部のカッティングエッジが地盤と触れる際に土を掘削し、スクレーパ上部のボウルに溜めていくものです。主に小規模な掘削、積み込み、運搬、敷き均しの一連の作業が走行しながら可能なので、切り開かれた山や斜面の整地に適しています。

掘削や積み込み、敷き均しは可能ですがスクレーパだと作業量は微々たるものなので、この場合はトラクタショベルやブルドーザが適しています。

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