2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
土木 問30

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 土木 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

上水道管きょの据付けに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 管を掘削溝内につり下ろす場合は、溝内のつり下ろし場所に作業員を立ち入らせない。
  • 管のつり下ろし時に土留め用切ばりを一時取り外す必要がある場合は、必ず適切な補強を施す。
  • 鋼管の据付けは、管体保護のため基礎に砕石を敷き均して行う。
  • 管の据付けに先立ち、十分管体検査を行い、亀裂その他の欠陥がないことを確認する。

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この過去問の解説 (3件)

01

(3)について、管体保護のために基礎に敷き均すのは、砕石ではなく良質な砂です。
よって、誤りです。

管の据付けの際に遵守しなければならない事項としては、記述の(1)・(2)・(4)の他に、
・原則として低所から高所に向けて布設します。
・管内部を十分清掃し、水平器や型板、水糸などを使用し、中心線・高低を確定して正確に据付けます。
・ダクタイル鋳鉄管の場合は、表示記号のうち管径・年号の記号を上に向けて据付けます。
・1日の布設作業完了後は、管内に土砂や地下水等が流入するのを防ぐために、仮蓋等で管端部を確実に塞ぎます。
などがあります。

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02

1)適当です

管を吊りおろしでは布設場所の状況をよく検討し、事前に作業手順に最も有利になるように配置します。吊りおろす場合は基礎仕上がり、据付高さや勾配を確認し、降ろした後で修正が無いようにします。

また事故などを防止するため、吊りおろしの開始から終了までは構内に作業員ほか人員を立ち入らせないようにします。

2)適当です

掘削では管きょの布設などに支障が出ない空間を確保し、掘削した部分には土留め工にて土留め壁を設置して安全に努めます。

土留め壁には土圧応力による壁の変形や移動を防止するために、壁に沿って切りばりを設置していますが、これが吊りおろしの障害になる場合は取り外し、代わりに腹起しなど違い形の補強を施します。

3)適当ではありません

通常の管きょの布設では、掘削後に十分底地面を締固めてから砂や砂利を敷き均して十分な転圧を施します。

ただし鋼管の据付けでは砕石基礎はなるべく避けます。もし事情により砕石基礎上に布設する場合は、鋼管に塗覆装の保護を目的として規定されている耐衝撃シートを巻くようにします。

4)適当です

工事受注者は管きょの据付けに先立ち、管の内面及び接合部を十分清掃して管体やゴム輪などに損傷がないかを確認します。

機能低下や不具合などの要因の可能性が高い損傷や異変は、監督員に即座に報告して指示を受けるようにします。

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03

正解は「3」です。

基礎には砕石ではなく敷砂を行います。

敷砂が不適当の場合は、コンクリート等で基礎を作ります。

1,2,4ともに正しいです。

他には、以下のような遵守する必要のある項目等があります。

・管の布設は原則として低所から高所に向けて行い、

受口は高所に向けて配管います。

・管の据付にあたって、管内部を十分清掃し、

水平器、型板または水糸などを使用して、中心線および高低を確定して、

正確に据え付ける必要があります。

・ダクタイル鋳鉄管の場合、表示記号のうち、

管径、年号の記号を上に向けて据付けます。

・一日の布設が少完了後、管内に土砂や地下水などが

流入しないように確実な仮栓止めを施す必要があります。

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