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2級土木施工管理技術の過去問 令和2年度(後期) 鋼構造物塗装 問67

問題

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防食の補修方法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
部分補修は、施工規模を小さくできるが、施工が困難であり、補修した部分とそのほかの部分で一般に防食性能や外観に違いが生じやすい。
   2 .
飛来塩分などによって腐食が進行した場合は、塩分の除去が大掛かりとなることから、補修時期を早めてさび層内に塩分が食い込む前に部分補修を繰り返す方が経済的な場合もある。
   3 .
補修によって防食法を変更する場合は、既存防食法との併用や混在により、それぞれの防食法の防食機能や耐久性が低下することがないよう、その仕様や施工方法を決定する必要がある。
   4 .
狭あいな部位や目視困難部位の補修は、不十分な下地処理や塗膜厚不足により早期劣化の可能性があるため、作業性に配慮した施工計画により良好な施工品質を確保する必要がある。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 鋼構造物塗装 問67 )
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この過去問の解説 (3件)

3
1.誤
部分補修は
施工規模を小さくでき、施工も容易です。
2.正
正しい文面です。
3.正
正しい文面です。
4.正
正しい文面です。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

防食補修には部分補修と全面補修があります。

防食の補修方法の検討にあたっては、まずは現行の補修方法が当初想定した防食機能と耐久性が発揮されたかを確認します。

それが発揮されなかった場合は原因を究明し、それを補修防食方法の選定と施工方法の検討に反映させる必要があります。構造に問題が認められた場合は構造の改良が必要になります。

選択肢1. 部分補修は、施工規模を小さくできるが、施工が困難であり、補修した部分とそのほかの部分で一般に防食性能や外観に違いが生じやすい。

適当ではありません

部分補修は構造物の腐食部分のみを補修するもので、施工規模を小さくすることにより費用も抑えられ、さらに施工も容易な場合が多くなります。

その反面、腐食されていない未補修部分と補修した部分に防食性能の差が生じてしまうほか、それぞれの境界部分の防食性が低くなり外観にも差がつく場合もあります。

施工が困難というのは間違いなので、適当ではありません。

選択肢2. 飛来塩分などによって腐食が進行した場合は、塩分の除去が大掛かりとなることから、補修時期を早めてさび層内に塩分が食い込む前に部分補修を繰り返す方が経済的な場合もある。

適当です

飛来塩分や道路凍結防止剤の付着により腐食が進行した場合は、さび部分の内層に塩分が食い込むため高圧洗浄による水洗いを施します。

しかし水洗いによる塩分除去作業が大掛かりとなるため、洗浄後の水の処理について十分な検討が必要となり、むしろ補修時期を早めてさび層内に塩分が食い込む前に部分補修を施すのを繰り返した方が経済的である場合もあります。

選択肢3. 補修によって防食法を変更する場合は、既存防食法との併用や混在により、それぞれの防食法の防食機能や耐久性が低下することがないよう、その仕様や施工方法を決定する必要がある。

適当です

防食法を変更するにあたり既存の防食法との併用や混在が生じる場合は、それぞれの防食法の防食機能や耐久性が現在より低下することがないように十分に検討した上で仕様や施工方法を決定します。

例として一般塗装から重防食塗装へと変更する場合は、ジンクリッチペイントが鋼素地に十分接触している必要があり、さらに旧塗膜との密着性も確保される必要があることを配慮して旧塗膜の除去方法とその程度について決定します。

選択肢4. 狭あいな部位や目視困難部位の補修は、不十分な下地処理や塗膜厚不足により早期劣化の可能性があるため、作業性に配慮した施工計画により良好な施工品質を確保する必要がある。

適当です

狭あいな部位や目視が困難な部位の防食補修は、補修塗装の下地処理が十分でないまま塗装されたり所定の塗装厚が取れず早期劣化し腐食する場合があります。

耐久性を確保するためには作業空間の確保や適性な使用機器の選定、作業の容易さを重要視した施工計画を立てるなど、施工が困難な部位でも良好な施工品質を確保する必要があります。

まとめ

防食の補修方法は種類も多く、実際に工事に関わっていないと覚えにくいものなので、各補修方法をイメージしながら特徴を掴むようにしましょう。

一見すべて正解のように見えますが、よく読み解き「施工が困難」「施工が容易」などのちょっとした言葉を見逃さないようにしましょう。

0

正解は「1」です。

部分補修は、施工規模が小さくても、施工は可能です。

「2」「3」「4」文面通り、正しいです。

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