2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
鋼構造物塗装 問78
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 鋼構造物塗装 問78 (訂正依頼・報告はこちら)
塗装の禁止条件に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 無機ジンクリッチペイントは、気温0℃以下、湿度50%以上では塗装してはならない。
- エポキシ樹脂塗料下塗は、気温10℃以下、湿度85%以上では塗装してはならない。
- ふっ素樹脂塗料上塗は、気温0℃以上、湿度85%以上では塗装してはならない。
- 鉛・クロムフリーさび止めペイントは、気温5℃以下、湿度50%以上では塗装してはならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
塗装の禁止条件はそれぞれ塗料ごとに定められています。相対湿度85%、気温は0℃以下から30℃以上までとさまざまです。
また気象条件によっても禁止条件があり、降雨などで鋼材表面が濡れている場合や強風時、炎天で鋼材表面が高温な場合などです。
適当ではありません
無機ジンクリッチペイントの可使時間は、気温0℃以上20℃以下の環境下で5時間以内に使用しなければいけません。また相対湿度50%未満の低湿度環境での使用は禁止されています。
使用禁止環境が気温0℃以下というのは合っていますが、湿度50%以上というのは間違いなので、この解は適当ではありません。
適当です
エポキシ樹脂塗料下塗の可使時間は、気温10℃以上の環境下で8時間以内に使用しなければいけません。また相対湿度85%以上の環境下での使用は禁止されています。
また低温用では気温5℃以上20℃以下の環境下で5時間以内に使用しなければいけません。
適当ではありません
ふっ素樹脂塗料上塗の可使時間は、気温0℃以上20℃以下の環境下で5時間以内に使用しなければいけません。また相対湿度85%以上の環境下での使用は禁止されています。
使用禁止環境が相対湿度85%以上というのは合っていますが、気温0℃以上というのは不正解なため、この解は適当ではありません。
適当ではありません
鉛・クロムフリーさび止めペイントの可使時間は気温5℃以上の環境下で8時間以内に使用しなければいけません。また相対湿度85%以上の環境下での使用は禁止されています。
使用禁止環境が気温5℃以下は合っていますが、湿度50%以上はまだ使用可能な環境なのでこの解は適当ではありません。
禁止事項の特徴として代表的なものは以下の通りです。
・無機ジンクリッチ系は気温0℃以下相対湿度50%以下が禁止条件、それ以外は全て相対湿度85%以上が禁止事項となります。
・中塗り塗料は気温5℃以下相対湿度85%以上、上塗り塗料は気温0℃以下相対湿度85%以上が禁止条件となります。
・低温用塗料は気温5℃以下20℃以上、相対湿度85%以上が禁止事項となります。
無溶剤変性エポキシ樹脂塗料のみ気温10℃以下30℃以上、相対湿度85%以上の禁止条件となります。
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02
”気温5℃以下”、”湿度80%以上”が正しい文面です。
2.正
適当です。
3.誤
”気温5℃以上”が正しい文面です。
4.誤
”気温5℃以上”、”湿度85%以上”が正しい文面です。
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03
正解は「2」です。
エポキシ樹脂塗料下塗は、
気温10度以下、湿度85%以上では塗装してはいけません。
1. 間違いです。
無機ジンクリッチペイントは、
気温0度以下、湿度50%以下では塗装してはいけません。
3. 間違いです。
ふっ素樹脂塗料上塗は、
気温0度以下、湿度85%以上では塗装してはいけません。
4.間違いです。
鉛・クロムフリーさび止めペイントは、
気温5度以下、湿度85%以上では塗装してはいけません。
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