2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
鋼構造物塗装 問80
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 鋼構造物塗装 問80 (訂正依頼・報告はこちら)
鋼橋の塗装の施工管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 塗装の施工計画書は、構造物の形状、施工時期、作業環境、他工種との調整など、当該工事の実状に合うように作成する必要がある。
- 施工記録には、使用材料、塗料の調合、気象状態、素地調整、塗付作業、塗重ね間隔などについての施工状態を記録しておくことが望ましい。
- 素地調整は、塗料の付着阻害や塗膜欠陥を生じさせないようにするため、塗装作業前に適切に行われていることを確認する必要がある。
- 塗料品質は、塗料製造業者の規格試験成績書で確認するが、使用する塗料が複数の製造ロットにわたる場合は、使用するすべての塗料缶の規格試験成績書によって確認する必要がある。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
適当です。
2.正
適当です。
3.正
適当です。
4.誤
使用するすべての塗料缶ではなく
ロットごとの代表の成績書にて確認します。
参考になった数9
この解説の修正を提案する
02
塗装の施工計画書は施工が円滑に行われ、良好な施工と確実な品質が確保されるよう、施工に先立って必要かつ十分な施工計画を立案する必要があります。
施工計画書には、工事概要や工程表、現場組織、使用塗料及び使用機器、安全管理、交通と環境対策、架設備計画、施工方法、施工管理計画、管理用器具などが記載されます。
適当です
施工計画書には、構造物の形状、施工時期、作業環境、他の工種との調整など当該工事の内容を現実のものと合うように作成します。
工場作成の製作要領書や架設計画書の中で塗装の施工計画を示す場合は、上記の項目の中より必要なものを記載するとともに、塗装後の部材の保管方法や運搬時の養生方法を明記する必要があります。
適当です
施工記録には使用材料、塗料の調合の割合などの内容、気象状態、素地調整、塗付作業、塗り重ね期間など塗装作業の主要項目についてその施工状況を記録しておくことが望ましいとされています。
施工記録は塗装が良好な状態で行われていることを確認するとともに、事後に塗膜に変状が発生した場合の原因調査や対策検討にあたり役立つ施工状況に関する情報を提供することがあるため、適切に行います。
適当です
素地調整は塗装作業の中で性能保持の点より最も重要な工程であることから、適切に管理する必要があります。塗料を塗付する面にさびや黒皮、付着物などが存在すると塗料の付着が阻害されたり塗膜欠陥を生じさせたりするおそれがあるため、塗装作業の前には素地調整が適切に行われているかを確認する必要があります。
適当ではありません
塗料品質は塗料製造業者の規格試験成績表により確認します。使用する塗料が複数の製造ロットにわたる場合は製造ロットごとに規格試験成績表が必要となります。
また抜き取り試験を行う場合は、試験に要する時間を考慮して工程を立てる必要があります。
使用するすべての塗料缶の規格試験成績表にて確認をする必要はないので、この解は適当ではありません。
塗料の製造ロットは同一番号のものは同一ラインで製造されたものと見なされるため、代表のひと缶を確認するのみで大丈夫です。製造ロットが違うものはすべて確認するようにします。
また、保管期間が長期にわたる場合は品質変化のおそれがあるため、ジンクリッチペイントは6ヶ月、その他の塗料は12か月を超えないように配慮する必要があります。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
03
正解は「4」です。
使用する塗料が複数の製造ロットに渡る場合、
製造ロットごとに規格試験成績書を確認する必要があります。
1.正しいです。
文面通り、正しいです。
2.正しいです。
文面通り、正しいです。
3.正しいです。
文面通り、正しいです。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問79)へ
令和2年度(後期)問題一覧
次の問題(問81)へ