2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度（後期）
鋼構造物塗装 問81
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度（後期） 鋼構造物塗装 問81 （訂正依頼・報告はこちら）
作業足場に関する次の記述のうち、労働安全衛生法上、正しいものはどれか。
- わく組足場からの墜落防止措置として、交さ筋かい及び高さ10cm以上の幅木を設置しなければならない。
- わく組足場以外の単管足場等では、物体の落下防止措置として高さ10cm以上の幅木、メッシュシート又は防網を設けなければならない。
- わく組足場以外の単管足場等では、手すりの高さを75cm以上に設置しなければならない。
- つり足場を除く高さ2m以上の足場は、幅30cm以上の作業床を設けなければならない。
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この過去問の解説 （3件）
01
”15ｃｍ以上”の幅木を設置しなければなりません。
2.正
適当です。
3.誤
85cm以上の位置と
35～50cmの位置での2段手すりが必要です。
4.誤
作業床の幅は”40ｃｍ以上”でなければいけません。
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02
労働安全衛生規則は高所からの転落事故の多発により、平成２１年６月１日に改正され、より墜落防止措置が充実したものとなりました。
特に単簡足場などは改正前は手すりと作業床のみだったのが、改正後は手すりの高さが上がり中さんや幅木も取り付け、より落下を防止する形状となりました。
正しくありません
わく組足場の墜落防止措置は、交さ筋かいに加えて高さ１５ｃｍ以上４０ｃｍ以下の位置への下さん、または高さ１５ｃｍ以上の幅木の設置、そしてこれらと同等以上の機能を有する設備、あるいは手すり枠の設置が義務付けられています。
高さ１０ｃｍ以上の幅木では低すぎるため、この解は正しくありません。
労働安全衛生規則 第十章 通路、足場等
第二節 足場 第一款 材料等
第五百六十三条 作業床 第三号のイ
正しいです
わく組足場以外の単管足場等では、作業のため物体が落下することにより労働者に危険が及ぶ可能性があるときは、高さ１０ｃｍ以上の幅木、メッシュシートや防網、もしくはこれらと同等以上の機能を有する設備を設けることと定められています。
労働安全衛生規則 第十章 通路、足場等
第二節 足場 第一款 材料等
第五百六十三条 作業床 第六号
正しくありません
墜落の危険が認められる場合、わく組足場以外の単管足場等では８５ｃｍ以上の手すり及び高さ３５ｃｍ以上５０ｃｍ以下の桟、またはこれらと同等以上の設備を有する設備を設けることと定められています。
手すりの高さ７５ｃｍ以上というのは労働安全衛生規則改正前の高さなので、この解は正しくありません。
労働安全衛生規則 第十章 通路、足場等
第一節 通路等
労働安全衛生規則 第五百五十二条 仮設通路 第四号
正しくありません
つり足場を除く高さ２ｍ以上の足場は、幅は４０ｃｍ以上、床材間の隙間は３ｃｍ以下、床材と建地の隙間は１２ｃｍ未満とするように定められています。
また床材は支点間隔や作業時の荷重に応じて計算した曲げ応力の値が、提示された許容影応力の値を超えないものとされています。
作業床の幅３０ｃｍ以上というのは間違いなため、この解は正しくありません。
労働安全衛生規則 第十章 通路、足場等
第二節 足場 第一款 材料等
第五百六十三条 作業床 第二号
単管足場等では物体落下の危険が高い場合はメッシュシートや防網を設けるようにとされていますが、わく組足場も同様にメッシュシートを交差筋かいや手すりわくと組み合わせるような措置を取ることが推奨されています。
また、足場は総じて手すり高さは８５ｃｍ以上とされています。
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03
正解は「２」です。
文面通り、正しいです。
作業のため物体が落下することにより、労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、
高さ10センチメートル以上の幅木、メッシュシート若しくは防網又は
これらと同等以上の機能を有する設備（以下「幅木等」という。）を設ける必要があります。
1.間違いです。
高さ15cm以上の幅木を設けます。
3.間違いです。
手すりの高さは85cm以上に設置します。
4. 間違いです。
作業床の幅は40cm以上になります。
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