2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
薬液注入 問88

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 薬液注入 問88 (訂正依頼・報告はこちら)

土の透水係数に影響する因子に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 土粒子径が大きくなるほど、透水係数は大きくなる。
  • 土粒子の間げきが大きいほど、透水係数は大きくなる。
  • 土の飽和度が小さくなるほど、透水係数は小さくなる。
  • 浸透水の温度が高いほど、透水係数は小さくなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.正
適当です。
2.正
適当です。
3.正
適当です。
4.誤
浸透水の温度が高いほど、透水係数は”大きく”なります。

参考になった数6

02

正解は「4」です。
浸透水の温度が高くなると、粘性係数が低減し、透水係数は大きくなります。

1.正しいです。
土粒子径が大きいほど、透水係数は大きくなります。
礫質土や砂質土は、透水係数が大きく、シルト質土や粘性土は透水係数が小さくなります。

2.正しいです。
水は土の間隙を通るため、間隙が大きいほど透水係数は大きくなります。

3.正しいです。
概ねの傾向として、不飽和状態の土の透水係数は
体積含水率(土の飽和度)が低いほど小さくなるとされます。

参考になった数3

03

土の特性に影響を及ぼす因子を押さえることがポイントになります。

選択肢1. 土粒子径が大きくなるほど、透水係数は大きくなる。

土の特性について、土粒子径が大きくなるほど、透水係数は大きくなる。

なので土粒子径が大きいほど排水がしやすくなります。

よってこの記述は適当です。

選択肢2. 土粒子の間げきが大きいほど、透水係数は大きくなる。

土中を水が通過するときに、土粒子の間隙を水を通ります。

よって、この記述は適当です。

選択肢3. 土の飽和度が小さくなるほど、透水係数は小さくなる。

土の飽和度は土粒子、空気、水分で構成されていて、間隙における水の占める割合を間隙の体積で割ったものが飽和度です。飽和度が小さくなるほど、透水係数は小さくなります。

よって、この記述は適当です。

選択肢4. 浸透水の温度が高いほど、透水係数は小さくなる。

浸透水の温度が高いほど、透水係数は大きくなります。

土の透水性は浸透させる水の粘性係数に反比例します。そして粘性係数は水温から影響を受けます。

よって、この記述は不適当です。

参考になった数2