2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
薬液注入 問87
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 薬液注入 問87 (訂正依頼・報告はこちら)
土の粒度試験における「土質材料名」と「粒度試験の手順」に関する次の組合せのうち、適当でないものはどれか。
- 土質材料名:礫 ―――― 粒度試験の手順:ふるい分け → ふるい分析
- 土質材料名:砂 ―――― 粒度試験の手順:ふるい分け → 沈降分析 → ふるい分析
- 土質材料名:シルト ―― 粒度試験の手順:ふるい分け → 沈降分析 → ふるい分析
- 土質材料名:粘土 ――― 粒度試験の手順:ふるい分け → 沈降分析
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この過去問の解説 (3件)
01
シルトは0.075mm未満のため、「ふるい分け→沈降分析」で作業が終わります。
ふるい分析は不要です。
【粒度試験の手順】
最初に2mm以上かどうかを調べるために「ふるい分け」を行い、以下の作業に入ります。
2mm以上は「ふるい分析」のみで終わります。
→礫
2mm未満は「沈降分析」を行い、0.075mm未満の土粒子を分離させます。
→シルト・粘土
残りを「ふるい分析」し、0.075mm〜2mmの土粒子を抽出します。
→砂
礫:2〜75mm
砂:0.075〜2mm
シルト:0.005~0.075mm
粘土:0.005mm未満
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02
粒度試験の概要と手順を覚えることがポイントになります。
礫の粒形区分は2~75㎜です。
粒度試験の対象は高有機質土以外で、粒径が75mm未満の土になります。
手順の1段階目として、2mm以上と2mm未満の2つに分けます。次に粒径2mm以上の土粒子は水洗いを行った後、ふるい分析を行い、粒径0.075mm以上の土粒子を水洗いし、ふるい分析を行います。
よって、この記述は適当です。
砂の粒形区分は0.075~2㎜です。
2mm以上と2mm未満の2つに分けますに分け、粒径2mm未満の土粒子は沈降分析を行った後、粒径0.075mm以上の土粒子を水洗いし、ふるい分析を行います。
よってこの記述は適当です。
シルトの粒形区分は、0.005~0.0075㎜になります。
2mm以上と2mm未満の2つに分けますに分け、粒径2mm未満の土粒子は沈降分析を行った後、粒径0.075mm以上の土粒子を水洗い残ったものがシルトになります。
粘土の場合はさらにふるい分析を行います。
よって、この記述は不適当です。
粘土の粒形区分は、0.005㎜未満になります。
2mm以上と2mm未満の2つに分けます。ふるい分析を行い、粒径2mm未満の土粒子は沈降分析を行った後、粒径0.075mm以上の土粒子を水洗いし、ふるい分析を行います。
よって、この記述は適当です。
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03
適当です。
2.正
適当です。
3.誤
シルトの土粒子径の範囲は75 μmなので
ふるい分析の対象よりも小さいので対象外となります。
4.正
適当です。
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