2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
薬液注入 問94

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 薬液注入 問94 (訂正依頼・報告はこちら)

水ガラス系薬液の硬化剤の種類と特徴に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • 溶液型硬化剤は粒子を含まないもので、主として粘土層での割裂注入に用いられる。
  • 溶液型の無機系硬化剤で現在多く使われているのは、グリオキザールである。
  • 懸濁型硬化剤を用いた薬液は、主として砂層での浸透注入に用いられる。
  • 懸濁型硬化剤は、水ガラスに粒子のある硬化剤を反応させて固化させる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「4」です。

セメントなどの懸濁液に反応させることで固化させます。

1.間違いです。

主として砂質土層に適用します。粘性土は条件によります。

2.間違いです。

グリオキサールは有機化合物のため、間違いです。

3.間違いです。

懸濁型は溶液型よりも強度が大きいため、粘性土地盤に使用します。

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02

1.誤
粘土層ではなく砂層に適しています。
2.誤
グリオキザールは無機系ではなく有機系です。
3.誤
砂層ではなく粘土層に用いられます。
4.正
適当です。

参考になった数4

03

水ガラス系薬液の硬化剤の種類、適用土質、特徴をセットで把握することがポイントになります。

選択肢1. 溶液型硬化剤は粒子を含まないもので、主として粘土層での割裂注入に用いられる。

溶液型の硬化剤は、主に砂質土での注入に適用します。

よって、この記述は不適当です。

選択肢2. 溶液型の無機系硬化剤で現在多く使われているのは、グリオキザールである。

グリオキザールは分子式C2H2O2の有機化合物です。

よって、無機物系硬化剤ではないので、この記述は不適当です。

選択肢3. 懸濁型硬化剤を用いた薬液は、主として砂層での浸透注入に用いられる。

懸濁型硬化剤は、主に粘性土への注入に適用されます。

よって、この記述は不適当です。

選択肢4. 懸濁型硬化剤は、水ガラスに粒子のある硬化剤を反応させて固化させる。

懸濁型硬化剤は水ガラスとセメントなどを反応させて固化させます。他にはグリオキサールといった有機物と反応します、

よって、この記述は適当です。

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