2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
薬液注入 問95
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 薬液注入 問95 (訂正依頼・報告はこちら)
薬液注入に用いる水ガラスの特徴に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 水ガラスは、けい酸カルシウムと呼ばれる化学物質の俗称である。
- 水ガラスは、結晶性のものは少なく、一般的には溶液タイプである。
- 薬液注入に用いられる水ガラスは、1号水ガラスを使用するものが多い。
- 水ガラスは、薬液注入用に開発された特殊な材料である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「2」です。
結晶性の水ガラスは「オルト珪酸ソーダ」「メタ珪酸ソーダ」、
溶液の水ガラスは「珪酸ソーダ1号」「珪酸ソーダ2号」「珪酸ソーダ3号」「特殊珪酸ソーダ」
があります。
一般的には珪酸ソーダ3号が使用されます。
1.間違いです。
けい酸カルシウムではなく、主剤はけい酸ナトリウムになります。
3.間違いです。
採用される水ガラス(珪酸ナトリウムまたは珪酸ソーダ)は1号ではなく3号を
多くの注入材で使用しております。
4.間違いです。
水ガラスは、多岐にわたり使用されており、
石鹸や鋳物、紙、窯業、接着剤、繊維、水道など、
土木の地盤改良の薬液注入のためだけに開発されたものではありません。
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02
注入に使用する薬液の種類や特徴を押さえるのがポイントになります。
ケイ酸ナトリウムが溶け込んだ液体であり、注入後に化学反応で固化します。
よって、この記述は不適当です。
水ガラスはケイ酸ナトリウムが溶け込んだ、高い粘性のある液体であることが一般的です。
各成分の割合によって水ガラスの特性は変化します。
よってこの記述は適当です。
薬液注入で使用される水ガラスは、3号水ガラスになります。
よって、この記述は不適当です。
水ガラスの用途は幅広く、陶芸での添加剤や、石鹸等の原料としても使用されています。
薬液注入用に開発された材料ではありません。
よって、この記述は不適当です。
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03
”けい酸カルシウム”ではなく”けい酸ナトリウム”です。
2.正
適当です。
3.誤
薬液注入に用いられる水ガラスは”3号水ガラス”を使用するものが多いです。
4.誤
水ガラスは薬液注入用に開発されたというわけではなく
陶芸で扱う粘土の添加剤などにも使用されています。
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