2級土木施工管理技術の過去問
令和2年度(後期)
薬液注入 問100

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和2年度(後期) 薬液注入 問100 (訂正依頼・報告はこちら)

主剤(A液)と硬化剤(B液)から構成される注入材の1.5ショット方式の薬液注入に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • A、B 2液のゲル化時間と混合方式との組合せに応じて分類される注入方式である。
  • A、B 2液の混合の度合が異なるなど、微妙なゲル化時間の調整は困難であり、少なくとも注入管内を流れている間にはゲル化しないように、余裕をもった時間を設定する。
  • A、B 2液がそれぞれ別経路により、注入管頭部に送られ、そこから両液を合流させ、混合される2液2系統式注入と呼ばれる注入方式である。
  • A、B 2液の比重差や粘度差が大きいときには、2液が十分混合されないことも起こりうる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は「3」です。

2液2系統式注入は、2ショット方式になります。

1. 正しいです。

A液とB液を別々に用意し、各々別のポンプで圧送し、注入管で混合させ、

地盤に注入させる方式になります。

2.正しいです。

記載通り、ゲル化に注意し、余裕持った時間を設定します。

4.正しいです。

2液が十分混合されないことがあるため、十分混合できる装置を用意する必要があります。

参考になった数5

02

1.5ショット方式の内容を整理することがポイントになります

選択肢1. A、B 2液のゲル化時間と混合方式との組合せに応じて分類される注入方式である。

1.5ショット方式は、主剤と硬化剤とを個別に注入管で2液を合わせ、混合された薬液を地盤に注入するものです。

よってこの記述は適当です。

選択肢2. A、B 2液の混合の度合が異なるなど、微妙なゲル化時間の調整は困難であり、少なくとも注入管内を流れている間にはゲル化しないように、余裕をもった時間を設定する。

2液を個別に注入管へ送り、注入管内で混合させる方式であるため、注入管内でゲル化させないように混合には余裕をもった時間を設定する必要があります。

よってこの記述は適当です。

選択肢3. A、B 2液がそれぞれ別経路により、注入管頭部に送られ、そこから両液を合流させ、混合される2液2系統式注入と呼ばれる注入方式である。

1.5ショット方式は各々別の経路を通って、注入頭部に流入し、混合されながら注入がなされる2液1系統です。

2液2系統方式は、2ショット方式となります。

よって、この記述は不適当です。

選択肢4. A、B 2液の比重差や粘度差が大きいときには、2液が十分混合されないことも起こりうる。

異なる薬液を混合する際は、比重や粘土の差を考慮した施工機械を選定し、薬液の混合が十分に行われるように留意する必要があります。

よってこの記述は適当です。

参考になった数3

03

1.正
適当です。
2.正
適当です。
3.誤
1.5ショット方式とは”2液2系統式注入”ではなく
”2液1系統式注入”と呼ばれる注入方式です。
4.正
適当です。

参考になった数3