2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(前期)
土木3 問151
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(前期) 土木3 問151 (訂正依頼・報告はこちら)
港則法上、船舶の航路、及び航法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 船舶は、航路内において他の船舶と行き会うときは、左側を航行しなければならない。
- 船舶は、航路内においては、原則として投びょうし、又はえい航している船舶を放してはならない。
- 船舶は、港内においては停泊船舶を右げんに見て航行するときは、できるだけ停泊船舶に近寄って航行しなければならない。
- 船舶は、航路内においては、他の船舶を追い越してはならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
誤っているものは 1 です。
1.特定港への出入り及び通過に関しては、国土交通省令によって定められた航路を通行する義務があります(雑種船を除く)。その航路内において他の船舶と行き会う時、船舶は右側を航行しなければなりません(右側通行)。
2.設問の記述の通りです。航路内で他の船舶の航行の邪魔になるようなことはしてはならない、という意味を成しております。
3.設問の記述の通りです。右小回り、左大回りという原則です。
4.設問の記述の通り追い越し禁止です。他に航路航行優先、並列航行禁止というルールもあります。
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02
1)誤りです
船舶は、航路内において他の船舶と行き会う場合は右側を航行しなければいけません。
通常船舶は国土交通省令で定める航路によって航行しなければいけませんが、海難を避けるためなどやむを得ない場合はこの限りではありません。
港則法 第三章 航路及び航法
第十三条 航法 第三項
2)正しいです
航路内においては基本的に船舶は投びょう、またはえい航している船舶を放してはなりません。
ただし、海難を避けようとする場合、運転の自由を失った場合、人命や危険のある船舶の救助に当たる場合、港長の許可を得て必要な措置をした上で特定港内やその境界付近で工事などに当たる場合は特別に許可されます。
港則法 第三章 航路及び航法
第十二条 航路
3)正しいです
船舶は、港内においては防波堤やふ頭、その他工作物の突端または停泊船舶を右げんに見て航行するときは、可能な限りこれに近寄るようにしなければいけません。
逆に、左げんに見て航行するときは、できるだけこれに遠ざかって航行しなければいけません。
港則法 第三章 航路及び航法
第十七条 航法
4)正しいです
航路内では船舶を追い越してはいけません。また並列しての航行も禁止されています。
また、航路外から航路に入る、または航路から航路外に出ようとする船舶は、航路を航行する他の船舶の進路を避けるようにしなければいけません。
港則法 第三章 航路及び航法
第十三条 航法 第四項
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03
1 誤りです。船舶は、他の船舶を発見した際には左側ではなく右側に避けて航行します。
2 正しいです。ただし、次の場合はこの限りではありません。
一 海難を避けようとするとき。
二 運転の自由を失ったとき。
三 人命又は急迫した危険のある船舶の救助に従事するとき。
四 第31条の規定による港長の許可を受けて工事又は作業に従事するとき。
3 正しいです。停泊船舶のほかにも、防波堤、ふとうその他の工作物の突端を
右げんに見て航行する場合は、できるだけ停泊船舶に近づいて航行しなければなりません。
4 正しいです。追い越し、または並列しての航行は禁止されています。
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