2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度（前期）
土木4 問158

この設問は、安全についてを考えながら選択肢を選びます。

明らかに危険だと考えられる選択肢があれば誤っています。

１　記載のとおりです。

２　記載のとおりです。

３　記載のとおりです。

４　"作業主任者以外の労働者を立ち入らせてはならない" とありますが、

作業主任者が危険な状況にいることになりますので、誤りです。

作業主任者も作業の危険が生じる恐れのある場所には立ち入らないようにします。

よって、誤っているものは　４　となります。

誤っている記述は　４　です。

1．設問の記述の通りです。

2．設問の記述の通りです。

3．設問の記述の通りです。

4．作業主任者だけは、危険な目に遭ってもよい、という意味の文面になっていますので、記述は誤りです。危険なら誰も立ち入らないようにする必要があります。

１）正しいです

事業者は、高さ５ｍ以上のコンクリート造の工作物の解体又は破壊作業を行うときは、工作物の倒壊や物体の飛来、又は落下などによって労働者への危険を防止するために、あらかじめ当該工作物の形状や亀裂の有無、周囲の状況を調査します。その結果により適応する作業計画を定めて、それによって作業を行わなければいけません。

労働安全衛生規則　第二編　第八章の五

コンクリート造の工作物の解体等の作業における危険の防止

第五百十七条の十四　調査及び作業計画　第一項

２）正しいです

高さ５ｍ以上のコンクリート造の工作物の解体又は破壊作業を行うための作業計画は、作業法法と順序、機用機械の種類と能力、また控えの設置や立入禁止区域の設定やその他外壁、柱、梁などの倒壊など労働者の危険を防止するための方法が示されていなければいけません。

また事業者は、これらの計画を関係労働者に周知させなければいけません。

労働安全衛生規則　第二編　第八章の五

コンクリート造の工作物の解体等の作業における危険の防止

第五百十七条の十四　調査及び作業計画　第二項

３）正しいです

事業者は、高さ５ｍ以上のコンクリート造の工作物の解体又は破壊作業を行う際、強風や大雨、大雪などの悪天候により作業を行うことで危険が予想される場合は、当該作業を中止しなくてはいけません。

また作業にあたる際は区域内に関係労働者以外の立入を禁止し、工具や器具を上げ下ろしする際は吊り網や吊り袋を使用させるようにします。

労働安全衛生規則　第二編　第八章の五

コンクリート造の工作物の解体等の作業における危険の防止

第五百十七条の十五　コンクリート造の工作物の解体等の作業

４）誤りです

事業者は、高さ５ｍ以上のコンクリート造の工作物の解体又は破壊作業を行うときに物体の飛来や落下により労働者に危険が及ぶのを防止するため、当該作業に従事する労働者に保護帽を着用させなければいけません。

また労働者も、この保護帽の着用をするよう定められています。

労働安全衛生規則　第二編　第八章の五

コンクリート造の工作物の解体等の作業における危険の防止

第五百十七条の十九　保護帽の着用