2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(前期)
土木5 問170
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(前期) 土木5 問170 (訂正依頼・報告はこちら)
盛土の締固めにおける品質管理に関する下記の文章中の( )の( イ )から( ニ )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。
・盛土の締固めの品質管理の方式のうち工法規定方式は、使用する締固め機械の機種や締固め( イ )等を規定するもので、品質規定方式は、盛土の( ロ )等を規定する方法である。
・盛土の締固めの効果や性質は、土の種類や含水比、施工方法によって( ハ )。
・盛土が最もよく締まる含水比は、最大乾燥密度が得られる含水比で( ニ )含水比である。
・盛土の締固めの品質管理の方式のうち工法規定方式は、使用する締固め機械の機種や締固め( イ )等を規定するもので、品質規定方式は、盛土の( ロ )等を規定する方法である。
・盛土の締固めの効果や性質は、土の種類や含水比、施工方法によって( ハ )。
・盛土が最もよく締まる含水比は、最大乾燥密度が得られる含水比で( ニ )含水比である。
- イ:回数 ロ:材料 ハ:変化しない ニ:最大
- イ:回数 ロ:締固め度 ハ:変化する ニ:最適
- イ:厚さ ロ:締固め度 ハ:変化しない ニ:最適
- イ:厚さ ロ:材料 ハ:変化する ニ:最大
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この過去問の解説 (3件)
01
2が正答です。
工法規定方式は使用する締固め機械の機種・敷き均し厚さ・締固め回数などを仕様書に定めて、品質を確保する方式です。
品質規定方式は盛土の乾燥密度既定の締固め度等を仕様書に定めて、具体的な方法は施工者に任せる方式です。
盛土の締固めは含水比や施工方法で変化するので、適切な管理が必要です。
また、最適含水比とは最もよく締まる状態のことを言います。
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02
盛土の締固めにおける品質管理の問題はよく出題されますが、実務においても非常に重要な管理項目なので、覚えておいて損はありません。土工事を経験されている方は、土の状態で作業がどのように変わるか、思い出しながら問題を解いてみましょう。
盛土の締固めの品質は締固め機械の種類、盛土材の種類、盛土材の巻き出し厚、締固め回数などにより変わります。現場ごとに条件が変わるので、その現場に適した盛土の施工方法を決定するため、一般的には試験盛土を行い、巻き出し厚や締固め回数を決定します。(この方法を工法規定方式といいます。)回数か厚さかで迷うところですが、厚さであれば「巻き出し厚」が妥当でしょう。
工法規定方式は試験盛土などにより、締固め機械や締固め回数を決める方式ですが、これに対し品質規定方式は、盛土に必要な品質を仕様書に明示し、締固めの方法については施工者にゆだねる方式です。路体盛土の締固め度90%以上、などが代表的です。
盛土の締固めの効果や性質は、土の種類や含水比、施工方法によって変化します。変化しないのであれば、現場ごとに試験盛土等を行う必要もなくなります。粘性土の場合、大雨が降った翌日は含水比が高くなり、土のこね返しで転圧ができない、といった経験はないでしょうか。
土を一定の方法で締め固めた場合、最大の乾燥密度が得られる(最もよく締まる)ときの含水比を最適含水比といいます。
盛土の締固めでは土の種類や含水比、施工方法によって変化することを覚えておきましょう。(砂なのか粘土なのか、乾いた土なのかべちゃべちゃの土なのか、機械でやるのか人力なのかで締固めの状態が変わることをイメージすればよいです)
また、最適含水比という言葉は実務でも必ず目にするので、意味をしっかりと理解してください。
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03
正解は「2」です。
工法規定方式は、締固め回数などを定めます。
品質規定方式とは、盛土の締固め密度や含水比を点的に測定する方法です。
土は種類や含水比、施工方法、現場状況によって変化します。
最もよく締まる含水比は、最適含水比と言われています。
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