2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(後期)
土木 問51
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(後期) 土木 問51 (訂正依頼・報告はこちら)
レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の受入れ検査と合格判定に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 圧縮強度試験は、スランプ、空気量が許容値以内に収まっている場合にも実施する。
- 圧縮強度の3回の試験結果の平均値は、購入者の指定した呼び強度の強度値以上である。
- 塩化物含有量は、塩化物イオン量として原則3.0kg/m3以下である。
- 空気量4.5%のコンクリートの許容差は、±1.5%である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正答(適当でないもの)は3です。
設問1の3つの試験はそれぞれ確認している項目が違います。
圧縮強度試験は強度を確認するための試験。
スランプ試験はワーカビリティを確認するための試験。
空気量試験はワーカビリティと耐久性を確認するための試験です。
よってどれも必ず実施しないといけない試験です。
設問2は設問の通りです。また3本の平均値が設計基準強度をこえたとしても、どれかが設計基準強度の85%以下となった場合には不合格となります。
設問3塩化物含有量は、塩化物イオン量として原則0.30kg/m3以下です。3.0kg/m3 ではありません。
設問4は設問の通りです。
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02
1)適当です
圧縮強度試験はレディーミクストコンクリートを現場にて荷下ろしした際に標準的に実施します。コンクリートの強度やスランプ、空気量、塩化物イオン量などを調査し、各許容値を満足しているかを検査します。
この際にコンクリートの性能品質を確保する目的のために加水などは厳禁とされています。
2)適当です
レディーミクストコンクリートの圧縮強度は、荷卸し地点での受け入れ検査において、1回の試験結果は購入者が指定した呼び強度値の85%以上であることとされています。
また、3回の試験結果の平均値は購入者が指定した呼び強度の強度値以上であることと定められています。
3)適当ではありません
レディーミクストコンクリートに含まれる塩化物イオン量は、荷卸し地点での受け入れ検査において0.30kg/m³以下でなければいけません。
ただし、購入者の承認が受けられてる場合は0.60kg/m³以下とすることが可能となります。
3.0kg/m³以下では許容値を大幅に超えているため、この設問は間違いです。
4)適当です
レディーミクストコンクリートの空気量はコンクリートの種類により異なります。
軽量コンクリートの空気量は5.0%、普通コンクリート及び舗装コンクリート、また高強度コンクリートでは4.5%が許容値となります。
しかしコンクリートの空気量の許容差は、コンクリートの種類に関係なく±1.5%となります。
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03
正解は「3」です。
荷卸し地点で塩化物イオン(Cl-)量として0.30kg/m3以下と規定されています。
1.正しいです。
圧縮強度試験は、荷卸し時や、1回/日または構造物の重要度と工事の規模に応じて20~150m3ごとに1回行う必要があります。
2.正しいです。
1回の試験結果は指定した呼び強度の85%以上である必要があり、1回でも下回る場合は不合格になります。3回の試験結果の平均値は指定した呼び強度以上である必要があります。
4.正しいです。
空気量の許容差は1.5%とになります。
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