2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(後期)
土木 問52
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(後期) 土木 問52 (訂正依頼・報告はこちら)
建設工事における環境保全対策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 土工機械の騒音は、エンジンの回転速度に比例するので、高負荷となる運転は避ける。
- ブルドーザの騒音振動の発生状況は、前進押土より後進が、車速が速くなる分小さい。
- 覆工板を用いる場合、据付け精度が悪いとガタつきに起因する騒音・振動が発生する。
- コンクリートの打込み時には、トラックミキサの不必要な空ぶかしをしないよう留意する。
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この過去問の解説 (3件)
01
正答(適当でないもの)は2です。
設問1は設問のとおりです。
設問2のように車速が速くなるにつれて騒音も大きくなる。小さいは適当でありません。
設問3は設問のとおりです。
設問4は設問のとおりです。ただし排出時にコンクリートの品質を均一化するために撹拌することは必要です。
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02
1)適当です
土木建設機械の騒音はエンジン回転数に比例し大きくなり、また燃料を多く消費するためCO2などの有害ガスも多く発生させる要因になります。そのため不必要に空ふかしをしたり高い負荷をかけた運転は避けるようにします。
2)適当ではありません
ブルドーザは前進押土から後進の動きを繰り返しますが前進走行は1速、後進走行は2~3速の速度段とするため、騒音は前進時よりも後進時の方が騒音が大きくなります。
また、近年は国土交通省から指定された低騒音型の建設機械もあるので、そちらを使用するなどの配慮も必要です。
3)適当です
覆工板は地面を掘削した場合などに一時的に路面を作り上げる架設材料です。工事中はこれを敷いて人員の通行や車両走行を補助します。
この覆工板の設置が不十分だと車両が走行する際に騒音や振動が大きくなる可能性があるため、架設時は覆工板の間にすき間を作らないようにボルトなどをしっかり締めるようにします。
4)適当です
コンクリート打設時はトラックミキサを停車して行うので、騒音は極力抑える必要があります。
空ふかしや急発進などはエンジンの回転数に比例し騒音も大きくなるので、トラックミキサに限らず、騒音面と環境面からどの建設機械でも不用意に行わないようにします。
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03
正解は「2」です。
押土作業では後進の車速に比例し、騒音が大きくなります。そのため、高速走行を避ける必要があります。
1.正しいです。
騒音はエンジンの回転速度に比例します。
3.正しいです。
覆工板の取り付けにあたっては、段差、通行車両によるがたつき、はね上がり等による騒音、振動の防止に留意する必要があります。
4.正しいです。
コンクリートの打設時には、工事現場内及び付近におけるトラックミキサの待機場所等について配慮し、
また不必要な空ぶかしをしないように留意する必要があります。
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