2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(後期)
薬液注入 問112
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(後期) 薬液注入 問112 (訂正依頼・報告はこちら)
土の透水係数に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 水を通しにくい粘土と水を通しやすい砂では、粘土の方が透水係数は大きい。
- 揚水試験は、揚水井と複数の観測井を用いて不透水層の透水係数を求める試験である。
- 透水係数は、透水試験による水位差と流量を計測して、ダルシーの法則により算出する。
- 透水係数の単位は、m3/sで表される。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「3」です。
動水勾配と土中を流れる水の速度の関係から、透水係数を求めることができます。
1.間違いです。
粘土のほうが透水係数は小さいです。
2.間違いです。
揚水試験とは、設置する揚水井・観測井で、
揚水量と観測孔の水位低下量を確認することにより、
基本緒元に関する情報を確認する試験です。
4.間違いです。
透水係数の単位は、通常の場合、m/sになります。
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02
適当なものは、3です。
1 .水を通しにくい粘土と水を通しやすい砂では、粘土の方が透水係数は大きい。
適当ではありません。
透水とは、水が透(す)けると記載のとおり、水を通すことを意味します。粘土より砂の方が透水係数は高いです。粘土層は不透水層とも大別され、砂よりも粒子間が小さく透水係数は小さいです。
2 .揚水試験は、揚水井と複数の観測井を用いて不透水層の透水係数を求める試験である。
適当ではありません。
揚水試験は、地下水の揚水をすることで水量や地下水位の変化を計測します。透水層(液状化対象層、帯水層)の透水係数を求めることで、液状化対策となる課題や影響範囲、地下水位低下量などを把握することができます。不透水層は、未固結の粘土層やシルト層を指します。
3 .透水係数は、透水試験による水位差と流量を計測して、ダルシーの法則により算出する。
適当です。
ダルシーの法則は地下水における流速と透水係数、動水勾配に相関があります。層流状態によって適用されます。(乱流の場合は適用されません。)
4 .透水係数の単位は、m3/sで表される。
適当ではありません。
透水係数の単位は m/s です。
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03
1.適当ではありません。透水係数が大きいということは水を通しやすいことになりますので、粘土の方が透水係数は小さくなります。
2.適当ではありません。揚水試験は揚水量と地下水位低下の関係を経時的に測定する試験になります。
3.適当です。動水勾配と土の中の流速との間には比例関係が成立するダルシーの法則により算出されます。
4.適当ではありません。透水係数の単位は通常m/sで表されます。
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