2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(後期)
薬液注入 問123

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(後期) 薬液注入 問123 (訂正依頼・報告はこちら)

砂質土地盤で、長さ20m、幅20m、深さ20mの領域を対象として薬液注入を行う場合、砂質土地盤の間隙率50%、薬液の填充率80%としたときの注入率λ(%)注入量Q(m3)の組合せとして、適当なものは次のうちどれか。
なお、重要度率は、100%とする。
  • λ:40  Q:3,200
  • λ:40  Q:4,000
  • λ:50  Q:3,200
  • λ:50  Q:4,000

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この過去問の解説 (3件)

01

問題文より、以下の条件があります。

砂質土地盤

長さ L=20(m)

幅 W=20(m)

深さ S=20(m)

間隙(かんげき)率50%、薬液の填充(てんじゅう)率80%、重要度率100%

注入率 λ(%)注入量 Q(m3

ここで、求める注入率と注入量の公式は以下となります。

(注入率) = (間隙率) × (薬液の填充率)

(注入量) = (注入率) × (注入対象土量)

     = (間隙率) × (薬液の填充率) × (注入対象土量)

注入対象土量は単位が㎥であるため、以下の式となります。

(注入対象土量) = (長さ) × (幅) × (深さ)

それぞれを代入すると、

λ = (50 × 80) / 100 = 40 %

Q = 40 / 100 × 20 × 20 × 20 =3200 ㎥

以上を踏まえて、設問と照らし合わせます。

1 .λ:40 〇  Q:3,200 〇

2 .λ:40 〇  Q:4,000 ✕

3 .λ:50 ✕  Q:3,200 〇

4 .λ:50 ✕  Q:4,000 ✕

よって正しいものは、1です。

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02

砂質土地盤での薬液注入の注入率は

λ(注入率)=η(地盤の間隙率)×α(注入材料の充填率)

で求められます。

注入量の算出方法は

Q(注入量)=V(注入対象土量)×λ(注入率)×J(重要度率)

で求められます。(今回は重要度率は使用しません。)

今回の地盤の土量体積は

長さ20m×幅20m×深さ20m=8,000m³となります。

1)適当です。

まず注入率λを求めます。

η(地盤の間隙率)50%×α(注入材料の充填率)80%=λ(注入率)40%

となり、注入率λは40%となるのでこの解答は正解となります。

次に注入量Qを求めます。

V(注入対象土量)8,000m³×λ(注入率)40%=Q(注入量)3,200m³

となり、注入量Qは3,200m³となるのでこの解答は正解となります。

2)適当ではありません。

まず注入率λを求めます。

η(地盤の間隙率)50%×α(注入材料の充填率)80%=λ(注入率)40%

となり、注入率λは40%となるのでこの解答は正解となります。

次に注入量Qを求めます。

V(注入対象土量)8,000m³×λ(注入率)40%=Q(注入量)3,200m³

となり、注入量Qは3,200m³となります。

よって4,000m³という解答は不正解となります。

3)適当ではありません。

まず注入率λを求めます。

η(地盤の間隙率)50%×α(注入材料の充填率)80%=λ(注入率)40%

となり、注入率λは40%となります。

よって50%というこの解答は不正解となります。

次に注入量Qを求めます。

V(注入対象土量)8,000m³×λ(注入率)40%=Q(注入量)3,200m³

となり、注入量Qは3,200m³となるのでこの解答は正解となります。

4)適当ではありません。

まず注入率λを求めます。

η(地盤の間隙率)50%×α(注入材料の充填率)80%=λ(注入率)40%

となり、注入率λは40%となります。

よって50%というこの解答は不正解となります。

次に注入量Qを求めます。

V(注入対象土量)8,000m³×λ(注入率)40%=Q(注入量)3,200m³

となり、注入量Qは3,200m³となります。

よって4,000m³という解答は不正解となります。

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03

1.適当です。

まず注入量Qは次式で求めます。

Q=V×λ×J

(V:改良対象土量 λ:注入率 J:重要度率)

注入率λは次式で求めます。

Λ=n×a

(n:間隙率 a:填充率)

以上から

λ=50%×80%=40%

Q=8000×40%×100%=3200

となります。

2.適当ではありません。Qが違います。

3.適当ではありません。λが違います。

4.適当ではありません。λもQも違います。

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