2級土木施工管理技術の過去問
令和4年度(前期)
土木1 問1
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和4年度(前期) 土木1 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
土の締固めに使用する機械に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- タイヤローラは、細粒分を適度に含んだ山砂利の締固めに適している。
- 振動ローラは、路床の締固めに適している。
- タンピングローラは、低含水比の関東ロームの締固めに適している。
- ランマやタンパは、大規模な締固めに適している。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 .〇
タイヤローラは砂質土、礫混じり砂,山砂利,マサなどの細粒分を適度に含んだ、
締固めが容易な土に適しています。
2 .〇
振動ローラは振動による締固め効果が大きく、強固な締固めが可能です。
岩砕,切込砂利などの土質の締固めに適しています。
3 .〇
タンピングローラは主にダム工事で使用される特殊なローラです。
ローラ表面に取り付けられた突起物に荷重が集中することで、高い転圧効果が得られます。
粘性土の締固めに適していますが、高含水比粘性土では突起による土のこね返しが生じます。
4 .✕
ランマやタンパは、狭小地や路肩などの、大型機械では施工が困難な箇所に適しています。
従って、大型機械が施工可能である大規模な締固めには不向きです。
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02
当設問は、土の締固めに使用する機械に関する設問です。
正しいです。
幅広い土質の締固め作業に使用できます。
正しいです。
粘性土や泥岩の締固めに適しております。
間違いです。
ランマやタンパは、小規模に適しており、大規模には適しておりません。
土の締め方に使用する建設機械ついて、
しっかりと押さえておきましょう。
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03
土の締固めは土質などの条件に大きく左右されます。
その土質に適合した締固め機械を選定することが肝要になります。
主要な締固め機械としては、ロードローラ、タイヤローラ、振動ローラが挙げられ、それぞれに適した土質があるのでそこをしっかりと把握しておくとよいでしょう。
タイヤローラは前輪後輪が空気タイヤであり、路床~路盤、基・表層の締固め等幅広く利用されてます。
水タンクをによるバラスト荷重の調整が可能であり、砂質土、粘性土、粒調砕石や切込砂利等など幅広い土質に適用できます。
振動ローラは、ローラ部分に起震機構を搭載したもので、路床のような砂質土に適用できます。
タンピングローラは、突起がついたローラーを使用している締固め機械です。
主に粘性土に適用できます。
突起がついているため、こね返し効果があり路床の締固め等には用いられない点に注意です。
ランマ、タンパはハンドガイド式の締固め機械で、上下運動による締固めを行います。
管きょ等の構造物埋め戻しや、局所的な箇所の締固めに用います。
この締固めに関する問題は、締固め機械が適用できる土質を締固め機械ごとにまとめ、そこをポイントに覚えていくとよいでしょう。
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