2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(前期)
土木1 問1

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(前期) 土木1 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

土工の作業に使用する建設機械に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • ブルドーザは、掘削・押土及び短距離の運搬作業に用いられる。
  • バックホゥは、主に機械位置より高い場所の掘削に用いられる。
  • トラクターショベルは、主に機械位置より高い場所の掘削に用いられる。
  • スクレーパは、掘削・押土及び短距離の運搬作業に用いられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題に正解するためには、各建設機械の特徴をしっかりと把握しておくことが必要です。

名前を見てどんな機械であるか、どんな作業に適しているかイメージできるようにしましょう。

選択肢1. ブルドーザは、掘削・押土及び短距離の運搬作業に用いられる。

ブルドーザは車体の前部分にブレードを備え、先端に重量をかけることで土砂を掘削します。

(削り取るイメージです。)掘削した土はブレードで押しながら運搬します。

また、作業ヤード内の短距離の運搬に適しています。よって設問の通り、適当です。

選択肢2. バックホゥは、主に機械位置より高い場所の掘削に用いられる。

バックホウとは、油圧により作動するアームの先にショベルを装着した建設機械です。

ユンボという名のほうが聞きなれているかもしれませんが、こちらは商品名であるため、正式名称のバックホウで覚えましょう。

バックホウは構造物の床掘やオープン掘削など、地面より低い場所での掘削に適しています。

よって設問は不適当となります。

選択肢3. トラクターショベルは、主に機械位置より高い場所の掘削に用いられる。

トラクターショベルは前面に取り付けたバケットで土をすくい、運搬や積込を行う機械です。

ブルドーザと混同するかもしれませんが、ブルドーザはブレードで土を押し運ぶのに対し、

トラクターショベルは土砂をすくいとって運搬します。

よって、設問は不適当となります。

選択肢4. スクレーパは、掘削・押土及び短距離の運搬作業に用いられる。

スクレーパは、掘削・積込・運搬・敷均の一連の土工作業を1台で行える建設機械です。

(締固め作業はできません)設問の押土・短距離の運搬作業はブルドーザの特徴です。

また、スクレーパは中距離の運搬に適しています。よって設問は不適当となります。

まとめ

ブルドーザは押土・短距離の運搬に適している。

バックホウ、トラクターショベルは地面より低い場所での運搬に適している。

スクレーパは、掘削・積込・運搬・敷均の一連の土工作業(締固め除く)を1台で行える

といった特徴を重機のイメージと結び付け、しっかりと把握しておくとよいです。

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02

この問題は建設機械の特徴や適用箇所がポイントとなります。

 

選択肢1. ブルドーザは、掘削・押土及び短距離の運搬作業に用いられる。

ブルドーザはブレードが着いている建設機械で、掘削・押土などの運搬作業に用いられます。

よって、この記述は適当です。

選択肢2. バックホゥは、主に機械位置より高い場所の掘削に用いられる。

バックホウは、機械位置より低い場所の掘削に用いられます。

よって、この記述は不適当です。

選択肢3. トラクターショベルは、主に機械位置より高い場所の掘削に用いられる。

トラクターショベルは、機械位置より高い場所の掘削に用いません。

よって、この記述は不適当です。

選択肢4. スクレーパは、掘削・押土及び短距離の運搬作業に用いられる。

スクレーパは、カッティングエッジにより掘削し、掘削した土をボウルに積み込むことによって掘削と積み込みを一台で行うことが出来る機械になります。

押土には用いられません。

よって、この記述は不適当です。

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03

機械の使用用途を理解しておくことが必要になります。

選択肢1. ブルドーザは、掘削・押土及び短距離の運搬作業に用いられる。

回答の通りブルドーザーは造成などの現場で使用され、土を掘削や押して移動させたりします。

選択肢2. バックホゥは、主に機械位置より高い場所の掘削に用いられる。

機械位置より高い場所の掘削には向いていません。

掘削することは可能であると思いますが主に機械位置より下を掘削するのに使用します。

選択肢3. トラクターショベルは、主に機械位置より高い場所の掘削に用いられる。

トラクターショベルはブルドーザーと似ていますがトラクターショベルの目的は土をダンプなどに積み込むのが主な目的となります。

機械位置より高い掘削には向いていません。

選択肢4. スクレーパは、掘削・押土及び短距離の運搬作業に用いられる。

スクレーパーは1台で掘削、積込、運搬、敷きならしを行います。

短距離はブルドーザーなどで行います。

また近年ではあまり使用されていない機械となります。

(理由 機械の輸送が困難、大規模造成やゴルフ場の建設減少)

まとめ

ブルドーザーとトラクターショベルは似ていますが、

ブルドーザーは掘削、押土の短距離輸送、トラクターショベルは掘削、積込(ダンプなど)となります。

掘削位置に関してですが、バックホウは機械位置より低いところの掘削がメインとなります。

トラクターショベルはイメージとしては採石置き場など除雪などのイメージで使用されることが多いです。

掘削位置が機械より高い場合はローディングショベルなどバケットが逆向きのものが向いています。

(バックホウもバケットの向きを変えれますが角度的に機械位置より高い掘削は向いていません)

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