2級土木施工管理技術の過去問
令和5年度(前期)
土木2 問6
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(前期) 土木2 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
砂防えん堤に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 袖は、洪水を越流させないようにし、土石等の流下による衝撃に対して強固な構造とする。
- 堤体基礎の根入れは、基礎地盤が岩盤の場合は0.5m以上行うのが通常である。
- 前庭保護工は、本えん堤を越流した落下水による前庭部の洗掘を防止するための構造物である。
- 本えん堤の堤体下流の法勾配は、一般に1:0.2程度としている。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題を解くには砂防えん堤の名称や役割を知っておく必要があります。知らないと解けないので、自分がわかりやすい言葉でイメージできるようにしておくとよいでしょう。
砂防えん堤の形をTシャツに例えると、首を通す部分(中心の低くなっているところ)を水通し、その左右(袖を通すところ)を袖といいます。袖は土砂や流木などの衝撃に耐えられるよう、強固な構造とします。よって設問は適当です。
堤体基礎の根入れは、岩盤の場合は1.0m以上、砂礫の場合は2.0m以上としています。よって設問は不適当です。
前庭保護工(ぜんていほごこう)は、水通し天端より落下する流水による洗掘を防止するための構造物です。よって設問は適当です。
設問の通り、下流の法勾配は1:0.2、上流の法勾配は直としています。よって設問は適当です。
ネットなどで検索すると砂防堰堤の写真や名称入りの図解がでてきますので、参考にするとよいでしょう。
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02
砂防えん堤は砂防ダムとも呼ばれ、河川の土石流災害や下流への土砂流出を防止する目的で設置されます。
主な構造は本えん堤基礎部及び上部、そしてその下流部には前庭保護工として水叩き、側壁護岸、副えん堤が設置されます。
適当です。
砂防えん堤の袖は、洪水を越流させないことが原則であり、想定される土石などの外力に対して十分な耐力を持つ安全な構造として設計します。
また、袖天端は両岸に向かって上り勾配とし、かん入深さは岩盤部で1~2m、土砂部では2~3mとして土砂の衝突による破壊などを防止するように施工します。
よってこの設問は適当であるため、不正解となります。
適当ではありません。
砂防えん堤の基礎地盤は原則として岩盤とされており、本体基礎の根入れは0.5m以上ではなく1~2m以上とします。
計画上やむを得ない場合に限り砂礫地盤とする場合の本体基礎の根入れは2~3m以上とされ、その場合はえん堤高さは15m未満に抑えるようにします。
よってこの設問は適当ではないため、正解となります。
適当です。
前庭保護工は本えん堤の水通しや水抜きから落下した水、または落下砂礫を受け止め、それらによる前庭部の基礎地盤の洗堀や下流の河床低下を防止する目的で設置されます。
構造としては本えん堤の前面にコンクリート等で水などが落下する水叩き、その水が側面に流れ出ないための側壁護岸、そしてさらに下流への越流水や土砂流出を防止する副えん堤からなります。
よってこの設問は適当であるため、不正解となります。
適当です。
砂防えん堤における本えん堤の下流の前法勾配は、一般に1:0.2を標準としています。
落下する石礫の粒径が小さい場合は1:0.3まで採用される場合もあります。
裏法勾配は滑動や転倒、基礎支持力が許容値内に納まり、安全となり断面で決定されます。
よってこの設問は適当であるため、不正解となります。
砂防えん堤では今回の問題のほか、えん堤の部位の解説やコンクリート打設の順序なども頻繁に出題されます。
砂防えん堤が土砂流出を防止するということを念頭に置き、構造とその名称をよく覚えておくことが重要です。
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