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2級土木施工管理技術の過去問 令和5年度(前期) 土木2 問9

問題

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道路のアスファルト舗装におけるアスファルト混合物の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
気温が5℃以下の施工では、所定の締固め度が得られることを確認したうえで施工する。
   2 .
敷均し時の混合物の温度は、一般に110℃を下回らないようにする。
   3 .
初転圧温度は、一般に90〜100℃である。
   4 .
転圧終了後の交通開放は、舗装表面温度が一般に50℃以下になってから行う。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(前期) 土木2 問9 )
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この過去問の解説 (2件)

22

アスファルト舗装の温度に関する問題です。温度管理は、アスファルト舗装を行ううえで重要な品質管理項目であるため、しっかりと覚えておきましょう。

選択肢1. 気温が5℃以下の施工では、所定の締固め度が得られることを確認したうえで施工する。

やむを得ず5℃以下の気温で舗設する場合は、締固め度得られることを確認したうえで施工しなければならないと共通仕様書に記載されています。よって設問は適当です。

選択肢2. 敷均し時の混合物の温度は、一般に110℃を下回らないようにする。

設問の通りです。110℃は最低限の温度であるため、現場の施工では通常もっと高い温度で敷均しを行います。

選択肢3. 初転圧温度は、一般に90〜100℃である。

初転圧温度は110℃~140℃、二次転圧の終了温度は70℃~90℃が一般的です。よって設問は不適当です。

選択肢4. 転圧終了後の交通開放は、舗装表面温度が一般に50℃以下になってから行う。

設問の通り一般的には50℃以下です。これより高い温度で交通開放をすると、わだち掘れなどの舗装の初期変形の原因となります。よって設問は適当です。

まとめ

110℃という温度をまず覚えましょう。(最初に転圧するまでに最低限110℃以上を確保)

次に交通開放温度50℃以下を覚えましょう。(高すぎるとまだ舗装が柔らかいので変形する)

この2点を覚えておけば、正解は絞られるはずです。

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4

加熱アスファルト混合物の表層及び基層には所定の品質を確保するように配合設計をします。

転圧ではロードローラやタイヤローラを使用しますが、横断勾配の低い方から高い方へ向かって低速かつ等速で転圧します。

選択肢1. 気温が5℃以下の施工では、所定の締固め度が得られることを確認したうえで施工する。

適当です。

気温が5℃以下となる環境下での舗装は、加熱アスファルト混合物の温度低下が早く所定の締固め度が得られにくいため、所定の締固め度が得られる処理を施します。

方法としては混合物の製造時温度を通常より高めにする、混合物の運搬は荷台に保温加工をするなどがあります。

よってこの設問は適当であるため、不正解となります。

選択肢2. 敷均し時の混合物の温度は、一般に110℃を下回らないようにする。

適当です。

アスファルト混合物の敷均し時の温度は一般的に110℃を下回らないようにします。

混合物を混合所において製造する時は適切な管理のもと、185℃を超えない範囲としておきます。

よってこの設問は適当であるため、不正解となります。

選択肢3. 初転圧温度は、一般に90〜100℃である。

適当ではありません。

アスファルト混合物の初転圧時の温度は一般的に110~140℃と、ヘアクラックの生じない限りで可能な限り高い温度で転圧します。

ロードローラを使用して1往復して2回の転圧とします。

よってこの設問は適当ではないため、正解となります。

選択肢4. 転圧終了後の交通開放は、舗装表面温度が一般に50℃以下になってから行う。

適当です。

全ての転圧が終了した後に交通開放をする基準は、車両通行によるわだち割れを防止するために舗装表面の温度が50℃以下となっていることとします。

気温が高い時期は表面温度が下がりにくいため、散水や舗装冷却機械による強制冷却工法も取り入れるようにします。

よってこの設問は適当であるため、不正解となります。

まとめ

敷均しの継目転圧、初転圧、2次転圧、仕上げ転圧では使用する転圧機械や転圧回数、温度もそれぞれ違います。

これらは出題頻度が多いので、混乱しないようにしっかり覚えましょう。

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