2級土木施工管理技術の過去問 令和5年度(前期) 土木2 問11
この過去問の解説 (2件)
コンクリート舗装はアスファルト舗装に比べ耐久性が高く、わだち掘れ等も生じにくいため、簡単に補修ができないトンネル部などに使用されます。反面、価格が高い、開放時間がかかるなどのデメリットもあります。そういった特徴をふまえ、設問を解いてみましょう。
温度変化による膨張・収縮によりひび割れが発生するため、他のコンクリート構造物と同様に目地材が必要となります。よって設問は適当です。
引張抵抗ではなく曲げ抵抗です。コンクリート舗装に作用する主な応力は曲げ応力であり、曲げ強度を基準として管理します。よって設問は不適当です。
アスファルト舗装であれば即日開放が可能ですが、コンクリートは強度発現に時間がかかるため、部分的な補修には適しません。よって設問は適当です。
アスファルト舗装の耐久年数が10年~15年程度であるのに対し、コンクリート舗装は15年~20年程度といわれています。よって設問は適当です。
コンクリート舗装の特徴を把握していれば、比較的正解しやすい問題ですので、取りこぼしのないようにしましょう。
フレッシュコンクリートを振動締固めすることにより普通コンクリート版として道路等に舗装したものをコンクリート舗装と呼びます、
耐久性が高く補修が少なくなる半面、工事金額が高価になるという面もあります。主に駐車場や高速道路、トンネル内の舗装や空港などに採用されています。
適当です。
普通コンクリート舗装はフレッシュコンクリートを振動締固めにて施工します。
コンクリートが硬化する最に収縮し、また夏季は膨張するので横収縮目地と横膨張目地を設けます。また横断方向には反りが起こりひび割れを発生させるため縦目地を設けます。
荷重伝達を図るためにダウエルバーを使用して横収縮目地と膨張目地を、またタイバーを用いた縦目地を設置します。
よってこの設問は適当であるため、不正解となります。
適当ではありません。
コンクリート舗装は主にコンクリート版の曲げ作用によって支持を得て交通荷重を支えています。
この作用によりコンクリート版の高い剛性で広範囲まで荷重が分散され、路盤の負担が軽減され、安全性や快適性などの路面性能を確保することができます。
よってこの設問は適当ではないため、正解となります。
適当です。
普通コンクリート舗装は早強ポルトランドセメントでの施工では1週間、普通ポルトランドセメントでは2週間、高炉セメントでは3週間程度の養生期間を要します。
そのため工事完了後に規定温度を下回ると通行を開始できるアスファルト舗装よりも長期間の工程を要し、その間は通行が不可能となります。
よってこの設問は適当であるため、不正解となります。
適当です。
コンクリート舗装の特徴は引張性能のために耐荷力や耐久性が高く、またアスファルト舗装のようにわだち掘れが生じないので補修回数が少なく工事による通行の支障が軽減します。
その反面、工事価格が高額となる、工事期間に長期を要するなどの短所もあります。
よってこの設問は適当であるため、不正解となります。
コンクリート舗装は一般的なコンクリート構造物とは違い、圧縮強度ではなく曲げ強度を基準に管理されます。
アスファルト舗装との代表的な違い(工事が長期、工事価格が高価、高耐久性、少ない補修工事)を覚えておくと解きやすくなります。
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