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2級土木施工管理技術の過去問 令和5年度(前期) 土木2 問17

問題

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鉄道(在来線)の営業線内工事における工事保安体制に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
列車見張員は、工事現場ごとに専任の者を配置しなければならない。
   2 .
工事管理者は、工事現場ごとに専任の者を常時配置しなければならない。
   3 .
軌道作業責任者は、工事現場ごとに専任の者を配置しなければならない。
   4 .
軌道工事管理者は、工事現場ごとに専任の者を常時配置しなければならない。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(前期) 土木2 問17 )
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この過去問の解説 (2件)

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鉄道の工事保安体制に関する知識を問われる問題です。保安体制における各責任者の役割を覚えておきましょう。

選択肢1. 列車見張員は、工事現場ごとに専任の者を配置しなければならない。

列車見張り員は、鉄道車両の接近を見張り、工事関係者の安全を確保するため配置します。工事現場ごとに専任の者を配置することが義務付けられているため、設問は適当です。

選択肢2. 工事管理者は、工事現場ごとに専任の者を常時配置しなければならない。

工事管理者は建設工事でいう現場監督のような役割をもち、作業現場における全体の指揮をとります。専任者の常時配置が義務付けられているため、設問は適当です。

選択肢3. 軌道作業責任者は、工事現場ごとに専任の者を配置しなければならない。

軌道作業責任者は、作業集団ごとに専任の者を常時配置しなければなりません。工事現場ごとに配置するのは軌道工事管理者です。よって設問は不適当です。

選択肢4. 軌道工事管理者は、工事現場ごとに専任の者を常時配置しなければならない。

軌道工事管理者は線路内の作業における作業管理や安全管理などの役割を担い、工事現場ごとに専任の者を常時配置することが義務付けられています。よって設問は適当です。

まとめ

軌道作業責任者と軌道工事管理者は用語も似ており、間違えやすい問題です。軌道作業責任者は各グループの職長的な役割で集団ごとに必要、軌道工事管理者は作業全体の管理をする役割で工事現場ごとに常時専任、という違いがあります。

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2

鉄道の営業線内工事とは、列車が運転されている線路内及び駅構内の本線、側線、検修場で行われる工事です。

軌道工事での列車見張員や工事管理者は、各鉄道会社が講習をして認定する独自の資格であり、有効期限も1年から3年ほどとなります。

選択肢1. 列車見張員は、工事現場ごとに専任の者を配置しなければならない。

適当です。

列車見張員は、工事現場ごとに専任の者を配置し、また必要に応じて複数配置するように定められています。

主な役目は列車などの接近の予告や退避の合図、列車の侵入や通過の監視、工事管理者などからの退避完了合図の確認、列車乗務員などに対する退避完了の合図があります。

よってこの設問は適当であるため、不正解となります。

選択肢2. 工事管理者は、工事現場ごとに専任の者を常時配置しなければならない。

適当です。

工事管理者は保安講習を受講した者より専任者を選定し常時配置します。営業線内工事において作業管理や品質管理を受け持ちます。

工事管理者は保安打合わせ表で定めた方法により、列車運転状況を確認します。

よってこの設問は適当であるため、不正解となります。

選択肢3. 軌道作業責任者は、工事現場ごとに専任の者を配置しなければならない。

適当ではありません。

軌道作業責任者は工事の着手前に経歴書を提出して責任者として承諾を受けたものが任命されますが、現場ごとではなく作業集団ごとに専任者を配置することが義務付けられています。

主に作業員を直接指揮する任務にあたります。

よってこの設問は適当ではないため、正解となります。

選択肢4. 軌道工事管理者は、工事現場ごとに専任の者を常時配置しなければならない。

適当です。

軌道工事管理者は現場ごとに専任の者を配置し、作業管理や品質管理を担います。

軌道工事に関する業務に10年以上の経験がある者、または3年以上の実務経験及び軌道工事管理者資格認定書を有する者が作業指揮能力があると認められます。

よってこの設問は適当であるため、不正解となります。

まとめ

どの設問も正解のように感じますが、軌道作業責任者のみは作業集団ごと、とされています。

営業線内工事の範囲も広範囲になると工事にあたる人員も点々と数人の集団で取り掛かる場合もあるので、直接指揮する軌道作業責任者は集団ごとに置かれます。

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