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2級土木施工管理技術の過去問 令和5年度(前期) 土木4 問9

問題

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レディーミクストコンクリート(JIS A5308)の品質管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
   1 .
スランプ12cmのコンクリートの試験結果で許容されるスランプの上限値は、14.5cmである。
   2 .
空気量5.0%のコンクリートの試験結果で許容される空気量の下限値は、3.5%である。
   3 .
品質管理項目は、質量、スランプ、空気量、塩化物含有量である。
   4 .
レディーミクストコンクリートの品質検査は、荷卸し地点で行う。
( 2級土木施工管理技術検定学科試験 令和5年度(前期) 土木4 問9 )
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この過去問の解説 (2件)

4

レディーミクストコンクリートの品質規格は、

JISにより規定されています。

 

選択肢1. スランプ12cmのコンクリートの試験結果で許容されるスランプの上限値は、14.5cmである。

スランプ12cmの許容差は±2.5cmです。

下限9.5cm、上限14.5cmのため適当です。

選択肢2. 空気量5.0%のコンクリートの試験結果で許容される空気量の下限値は、3.5%である。

空気量5.0%のコンクリートの許容誤差は±1.5%です。

下限3.5%、上限6.5%のため適当です。

選択肢3. 品質管理項目は、質量、スランプ、空気量、塩化物含有量である。

レディーミクストコンクリートの「強度・スランプ・空気量・塩化物含有量」の指標によって測定されます。

質量は含まれていないため不適当です。

選択肢4. レディーミクストコンクリートの品質検査は、荷卸し地点で行う。

適当です。

コンクリートは時間によって品質が変化するため、

工場出荷時点でなく、荷下ろし時点で行います。

受入検査とも言います。

まとめ

コンクリートの品質に関する問題は頻出ですが、

各検査の詳細な数字ではなく許容値を覚えましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

レディーミクストコンクリートは専門のコンクリート工場で混合され、ただちに出荷されるフレッシュコンクリートです。コンクリートが固まったり分離したりしないよう、常にタンクで攪拌しながら打設現場まで運搬します。

運搬時間は工場で練り混ぜが開始してから荷下ろしまで1.5時間以内とされています。

選択肢1. スランプ12cmのコンクリートの試験結果で許容されるスランプの上限値は、14.5cmである。

適当です。

レディーミクストコンクリートを現地で荷下ろしした時点でのスランプ値は、8.0cm以上18.0cm以下だった場合はプラスマイナス2.5cmまで許容されます。

そのためスランプが12cmだった場合は下限9.5cmから上限14.5cmまで許容値となります。

よってこの設問は適当であるため、不正解となります。

選択肢2. 空気量5.0%のコンクリートの試験結果で許容される空気量の下限値は、3.5%である。

適当です。

レディーミクストコンクリートを現地で荷下ろしした時点での空気量は、コンクリートの種類にかかわらず一律でプラスマイナス1.5%まで許容されます。

そのため空気量5.0%だった場合は下限3.5%から上限6.5%まで許容値となります。

よってこの設問は適当であるため、不正解となります。

選択肢3. 品質管理項目は、質量、スランプ、空気量、塩化物含有量である。

適当ではありません。

レディーミクストコンクリートの品質項目は、強度、スランプまたはスランプフロー、空気量、塩化含有量であり、荷下ろし時にはこれらの各規定を満足しなければいけません。

質量は品質項目に含まれていませんが、荷下ろし時点でコンクリートの納入書に記載されている量を下回ってはいけません。

よってこの設問は適当ではないため、正解となります。

選択肢4. レディーミクストコンクリートの品質検査は、荷卸し地点で行う。

適当です。

レディーミクストコンクリートの品質検査は荷下ろし時点で行います。

質項目は、強度、スランプまたはスランプフロー、空気量、塩化含有量ですが、スランプまたはスランプスロー、及び空気量は許容範囲が外れた場合でも1度だけ新しい試料を採取して再試験を行い、規定に適合した場合は合格となります。

よってこの設問は適当であるため、不正解となります。

まとめ

レディーミクストコンクリートは荷下ろしの時点で品質検査し、問題のないものを工事に利用することができますが、不合格のものは原則として返却となります。

コンクリートの品質が悪く合格しないからと、その場で加水などをすることは厳しく禁止されています。

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